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マネパ為替分析 日刊レポート

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既存のポジションのみでは…!?

2021年08月03日

◆ “リスク回避”台頭 - 109円前半

「世界的なコロナの感染再拡大」や「米・中の製造業に対する先行き懸念(いわゆる景気ピークアウト懸念)」、さらには「米連邦債務上限復活(適用停止措置は7月末で失効)」等から、昨日は“リスク回避姿勢”が台頭しました。
米・欧の債券市場に逃避資金が流入する中、米10年債利回りは急低下。
そしてドル円は”109.186円”へと値を落としました。

一方でFRBのウォラー理事は『向こう2回の米雇用統計で改善が示されれば、9月にテーパリング決定、10月から開始可能』との見方を示しました。
これがドルの下値を支えた印象があり、崩れるには至りませんでした。


◆ “さらなる下値追い”への懸念は残るが…?

さらなる米10年債利回り低下への懸念が燻っているだけに、ドル円の上値も重くなっている印象は否めないところです。
このため“6/19安値(109.058円)”を割り込みにいかないとも限りませんが、一方で今週は週末に米雇用統計を控えるスケジュール感になります。
新たなポジション構築は期待薄であり、短期筋の仕掛け的な動きも微妙と見るのが妥当ともいえます。
つまり既存のポジションのみで下値を窺えるかが、本日のポイントとなってきそうです。

「押し目のドル買いオーダー/損失確定のドル売りオーダー」が109.00円ラインで背中合わせと聞き及びますが、果たして…?


◆ ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:110.053(7/23~8/2の61.8%戻し)
上値4:109.955(7/29高値、20日移動平均線、大台、ピボット2ndレジスタンス)
上値3:109.824(7/30-8/2高値、日足・一目均衡表転換線、7/23~8/2の50%戻し)
上値2:109.722(7/23~8/2の38.2%戻し、20週移動平均線、月足・一目均衡表先行スパン下限、ピボット1stレジスタンス)
上値1:109.580(-1σ、100日移動平均線、100月移動平均線)
前営業日終値:109.318(日足・一目均衡表先行スパン下限)
下値1:109.186(8/2安値、-2σ)
下値2:109.036(5/27安値、7/19安値、50月移動平均線、大台、ピボット1stサポート)
下値3:108.869(200週移動平均線、ピボット2ndサポート)
下値4:108.722(5/26安値)
下値5:108.552(5/12安値、5/25安値)


◆豪ドル円 抵抗・指示ライン

上値5:81.076(7/30高値)
上値4:80.999(7/23~8/2の50%戻し、日足・一目均衡表転換線、大台、ピボット2ndレジスタンス)
上値3:80.843(7/23~8/2の38.2%戻し)
上値2:80.754(8/2高値、ピボット1stレジスタンス)
上値1:80.665(-1σ)
前営業日終値:80.488(50週移動平均線)
下値1:80.338(8/2安値、ピボット1stサポート)
下値2:80.264(7/20~7/23の76.4%押し)
下値3:80.092(7/21安値、ピボット2ndサポート)
下値4:79.952(月足・一目均衡表先行スパン下限、大台)
下値5:79.883(ピボットローブレイクアウト)上値5:81.076(7/30高値)

◆ポンド円 抵抗・指示ライン

153.484(7/13高値、7/29高値、日足・一目均衡表先行スパン上限、50日移動平均線)
153.215(7/30高値)
153.000(大台、+1σ)
152.853(8/2高値)
152.703(7/29~8/2の61.8%戻し)
152.566(日足・一目均衡表先行スパン下限、100日移動平均線、20週移動平均線)
152.478(7/29~8/2の50%戻し)
152.252(7/29~8/2の38.2%戻し)
152.085(日足・一目均衡表転換線)
151.992(20日移動平均線、週足・一目均衡表転換線、大台)
前営業日終値:151.792
151.521(8/2安値)
151.405(7/26安値)
151.261(日足・一目均衡表基準線)
151.060(-1σ)
150.946(7/20~7/29の50%押し、大台)
150.736(7/22安値)
150.359(7/20~7/29の61.8%押し)
150.096(-2σ)
150.000(大台、週足・一目均衡表基準線)

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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