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マネパ為替分析 日刊レポート

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引き続き「次なる方向感を探る」…!?

2021年08月13日

◆ 「早期の米テーパリング観測」が盛り返す - 110円半ば

米PPIは事前予想を“上回り(+1.0%)”、前年比は“2010年以降最大(+7.8%)”を記録しました。
また新規失業保険申請件数は“3週連続の改善”を見せており、「物価上昇と雇用改善が同時進行」との見方が再燃しつつあります。
このため「早期の米テーパリング観測」は盛り返し、米10年債利回りが“米CPI発表時(1.36%)”を上回る中、ドル円は“110.544円”へ値を戻す場面を見せました。

一方で「コロナ感染拡大」や「米債務上限問題」への懸念は、根強いものがあります。
このため“上値の重さ”も引きずったまま、“110円半ば”で膠着して昨日の取引を終えています。


◆ 流動性低下がどう出るか…?

こうして米CPI後の変動が一服する中、欧米勢は「サマーバケーション」、国内勢も「お盆休み入り」というマーケット環境になります。
引き続き「次なる方向感を探る」が主体になると見られる中、この流動性低下がどう出るか?

オーダー状況を見ると、“110.60-70円”にドル売りオーダーが積み上がる中、“昨日安値(110.317円)”より下方向にはドル買いオーダーがズラッと並んでいます。

超える/割ると“動意づく”可能性がある反面、そうでなければ“目先の材料出尽くし”が漂いかねない分水嶺。
個人的には「抜けるならば“上方向”」と考えますが、果たして…


◆ ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:110.971(7/6高値、大台)
上値4:110.884(+2σ)
上値3:110.798(8/11高値、7/7高値、ピボットハイブレイクアウト)
上値2:110.658(ピボット2ndレジスタンス、8/11高値後の61.8%戻し)
上値1:110.553(8/11高値後の50%戻し、ピボット1stレジスタンス、8/12高値、日足・一目均衡表先行スパン上限)
前営業日終値:110.433(+1σ)
下値1:110.274(8/10~12安値、ピボット1stサポート)
下値2:110.192(50日移動平均線、週足・一目均衡表転換線、ピボット2ndサポート)
下値3:110.092(ピボットローブレークアウト)
下値4:109.998(日足・一目均衡表先行スパン下限、8/9安値、8/4~8/11の38.2%押し、20日移動平均線、大台)
下値5:109.761(日足・一目均衡表転換線/基準線、8/4~8/11の50%押し、20週移動平均線)


◆豪ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:81.574(8/11高値)
上値4:81.458(8/12高値)
上値3:81.332(ピボット1stレジスタンス、日足・一目均衡表基準線、8/11~8/12の61.8%戻し、+1σ)
上値2:81.257(8/11~8/12の50%戻し)
上値1:81.181(月足・一目均衡表転換線)
前営業日終値:81.017(20日移動平均線、大台)
下値1:80.909(7/20~8/11の38.2%押し)
下値2:80.827(ピボット1stサポート、日足・一目均衡表転換線)
下値3:80.704(7/20~8/11の50%押し、8/10安値、8/5安値、-1σ、ピボット2ndサポート)
下値4:80.498(7/20~8/11の61.8%押し、8/4安値、50週移動平均線)
下値5:80.317(-2σ、ピボットローブレークアウト)


◆ポンド円 抵抗・支持ライン

154.267(5/27~7/20の76.4%戻し、6/28高値)
154.063(7/6高値、+2σ、大台)
153.826(100月移動平均線)
153.569(6/23~7/20の76.4%戻し)
153.484(7/13高値、7/29高値)
153.359(日足・一目均衡表先行スパン上限、8/10-11高値)
153.197(8/12高値)
153.025(50日移動平均線、+1σ、大台)
152.781(日足・一目均衡表先行スパン下限、100日移動平均線)
152.719(20週移動平均線)
前営業日終値:152.450
152.328(8/12安値)
152.235(日足・一目均衡表転換線、8/3~8/10の50%押し)
152.132(20日移動平均線)
151.965(8/5安値、週足・一目均衡表転換線、8/3~8/10の61.8%押し、大台)
151.663(8/3~8/10の76.4%押し)
151.514(8/4安値)
151.138(-1σ、8/3安値)
150.946(7/27~7/29の50%押し、日足・一目均衡表基準線、大台)
150.736(7/22安値)
150.654(週足・一目均衡表基準線)

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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