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マネパ為替分析 日刊レポート

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引き続き“買い上がり”には慎重姿勢で…!?

2021年09月27日

◆ 意に反して上振れ… - 110円後半

意識していない時というのは、得てしてこんなもの…。

『11月のテーパリング開始&22年前半の終了を支持』というメスター・クリーブランド連銀総裁発言もあり、「タカ派寄りのFOMC」を気に発生した“ドル買い”は続きました。
一方で緩和していた「中国・恒大集団のデフォルト懸念」は幾分ぶり返したものの、今度は“リスク回避→ドル買い”が加わる格好となりました。
こうして“ドル全面高”の様相を示すと、重いと見ていた“ネックライン(9/8高値:110.442円/8/13高値:110.455円)”を突破し、そのまま“110.790円”へと駆け上がっていきました。


◆ ここからが正念場…?

こうなると“110.80円水準(8/11高値:110.798円&7/7高値:110.815円)”が、次なる上値メドとして意識されると見るのが自然です。
週明けの本日は朝から何度となくトライがなされているものの、本稿執筆時では上回ることが出来ておりません。
突破できれば“さらなる上値追い”が期待される反面、そうでなければ“戻りの急所(絶好の売り場)”と認識されてもおかしく分水嶺…。

NYダウ先物はプラス圏での推移を見せていますが、香港株や上海株への懸念を考えれば、日経平均がどこまで上値を伸ばせるかは微妙。
一方で米10年債利回りも堅調推移を見せていますが、節目の“1.50%”にはまだかなりの幅が存在するという状況です。
これを見て?、“110.80-111.00円”にはかなりのドル売りオーダーも積み上がっているように聞き及びます。

想定に反して上値を伸ばした先週末のドル円ですが、引き続き“買い上がり”には慎重姿勢で臨みたいところです。


◆ ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:111.486(ピボットハイブレイクアウト)
上値4:111.415(18/10/4~20/3/9の76.4%戻し)
上値3:111.185(7/5高値、ピボット2ndレジスタンス)
上値2:110.971(7/6高値、大台、ピボット1stレジスタンス)
上値1:110.815(7/7高値、8/11高値)
前営業日終値:110.758(+2σ)
下値1:110.501(9/24欧州タイム安値後の61.8%押し)
下値2:110.418(ピボット1stサポート)
下値3:110.252(9/24安値、9/24欧州タイム安値、+1σ)
下値4:110.153(9/22~9/24の38.2%押し、日足・一目均衡表先行スパン上限)
下値5:110.046(20週移動平均線、ピボット2ndサポート、大台)


◆ 豪ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:81.144(9/14高値、週足・一目均衡法先行スパン上限、50週移動平均線、ピボット2ndレジスタンス)
上値4:81.000(大台)
上値3:80.762(9/24高値、9/7~9/22の61.8%戻し水準、ピボット1stレジスタンス)
上値2:80.572(20日移動平均線)
上値1:80.501(50日移動平均線)
前営業日終値:80.401
下値1:80.318(9/24安値後の50%押し)
下値2:80.242(9/24安値後の61.8%押し)
下値3:80.053(日足・一目均衡表基準線、ピボット1stサポート)
下値4:79.960(週足・一目均衡表転換線、9/24安値、大台)
下値5:79.800(9/22~9/24の50%押し、日足・一目均衡表先行スパン下限/転換線、-1σ)


◆ ポンド円 抵抗・支持ライン

153.484(7/13高値、7/29高値)
153.319(8/10-11高値)
153.197(8/12高値)
153.082(+2σ)
153.000(大台)
152.845(9/14高値)
152.724(100日移動平均線)
152.597(20週移動平均線)
152.260(週足・一目均衡表基準線)
152.196(+1σ)
152.000(大台、日足・一目均衡表先行スパン上限)
151.918(9/17高値)
151.733(9/24高値)
151.530(50日移動平均線)
前営業日終値:151.430
151.313(20日移動平均線)
151.092(日足・一目均衡表先行スパン下限、週足・一目均衡表転換線)
150.996(9/24安値、大台)
150.896(日足・一目均衡表基準線)
150.669(9/21~9/24の38.2%押し)
150.433(日足・一目均衡表転換線、-1σ)
150.340(9/21~9/24の50%押し)
150.011(9/21~9/24の61.8%押し、大台)
149.916(200日移動平均線)
149.538(-2σ)
149.370(9/23安値)

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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