◆ 金利選好の動きは続き…　－　111円半ば

あぁ、さらに加速…。

昨日も米10年債利回りの上昇は継続し、6/17以来の“1.56％”へと上げ幅を拡げる場面を見せました。
この影響からドルは“全面高”の様相を示しており、ドル円は“年初来高値（7/2:111.659円）”にほぼ面合わせとなる“111.635円”へと駆け上がりました。

その後は“2月以来水準（109.3:前月比△5.9ポイント）”に低下した米消費者信頼感指数の影響もあり、米10年債利回りは“伸び悩み”へと転じました。
ただ“ドル買い”の勢いはなかなか止まらず、結局“111円半ば”で高止まりしたまま、昨日の取引を終えています。


◆ ポイントは「自民党総裁選」と「中国恒大集団の利払い」…？

「険しい道程」と見た昨日でしたが、実にあっさりと上値を追いました。
「日米金融当局の立ち位置の違い（正反対）」を踏まえれば、“明確な突破（もう一段の上値追い）”も夢ではないということになりそうです。
特に本日は「自民党総裁選・投開票」が予定されていますので、“（思惑による）仕掛け的な動き”が入らないとも限りませんので、注意が必要といえそうです。

それでも本日は、「中国恒大集団の利払い（50億円相当）」も予定されています。
いつ“リスク回避”に振り回されてもおかしくないという状況下、思惑だけで“さらなる上値追い”へと傾き切れるか…？

流れに逆らえばろくなことになりませんが、“買い上がり”に関しては引き続き、慎重姿勢で臨みたいところです。
「押し目待ちに、押し目なし」になるかもしれませんが…。


◆ ドル円 抵抗・支持ライン

上値5：112.062（ピボット2ndレジスタンス）
上値4：111.979（16/12/15～20/3/9の61.8％戻し、大台）
上値3：111.785（ピボット1stレジスタンス）
上値2：111.710（20/3/24-25高値）
上値1：111.659（7/2高値《年初来高値》、9/28高値）
前営業日終値：111.508
下値1：111.376（+2σ）
下値2：111.240（9/28高値後の押し目）
下値3：111.081（ピボット1stサポート、9/22～9/28の23.6％押し）
下値4：110.931（9/28安値、大台）
下値5：110.746（+1σ）


◆ 豪ドル円 抵抗・支持ライン

上値5：81.641（9/8高値、ピボット2ndレジスタンス）
上値4：81.421（9/10高値、日足・一目均衡表先行スパン上限、+1σ）
上値3：81.307（9/28高値）
上値2：81.167（週足・一目均衡法先行スパン上限、50週移動平均線、ピボット1stレジスタンス）
上値1：81.000（大台）
前営業日終値：80.750
下値1：80.585（20日移動平均線）
下値2：80.487（9/28安値、50日移動平均線、日足・一目均衡表基準線）
下値3：80.331（9/27安値、9/22～9/28の38.2％押し）
下値4：80.072（9/22～9/28の50％押し、日足・一目均衡表転換線）
下値5：79.997（9/24安値、週足・一目均衡表転換線、大台）


◆ ポンド円 抵抗・支持ライン

153.000（大台）
152.845（9/14高値）
152.674（100日移動平均線）
152.569（9/28高値、20週移動平均線）
152.260（週足・一目均衡表基準線、+1σ）
151.958（日足・一目均衡表先行スパン上限、大台）
151.790（9/28高値後の61.8％戻し）
151.566（50日移動平均線、9/28高値後の50％戻し）
151.313（20日移動平均線、9/28高値後の38.2％戻し）
151.133（週足・一目均衡表転換線）
151.087（日足・一目均衡表先行スパン下限）
前営業日終値：150.958（大台）
150.896（日足・一目均衡表基準線）
150.758（日足・一目均衡表転換線）
150.530（9/28安値）
150.411（-1σ）
150.331（9/21～9/28の61.8％押し）
150.042（200日移動平均線、大台）
149.501（-2σ）
149.370（9/23安値）
149.012（9/22安値、大台）