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マネパ為替分析 日刊レポート

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目先は“様子見”になりやすい…!?

2021年10月01日

◆ ようやく入ったポジション調整 - 111円前半

「四半期末/月末要因フロー」は“ドル売り”となったことから、ようやくポジション調整が入りました。
また「12月初めまでのつなぎ予算」を米議会は可決したものの、「債務上限問題の合意」は難航しており、「米国債の債務不履行懸念」は燻り続けています。
さらに「米新規失業保険申請件数」が“予想外の3週連続増加(+1.1万件の36.2万件)”となったことが、後を押した印象があります。
こうして金利/リスクの双方から“ドル売り”が促されたことで、一時“112.080円”へ上値を伸ばしていたドル円は“111.241円”へと値を落としています。


◆ まだ「天井を打った」と見ることはできないが…?

こうして波乱の「四半期末/月末」は終わりました。
ただ直近の“ドル買い基調”が「四半期末/月末要因」だったかは、いまだ不明といわざるを得ません。
このため「要因剥落後のフローを確認したい」へと目先は意識が向かいやすく、“様子見”になりやすいと見るのが自然です。

それでも上昇していた米10年債利回りが“1.50%”を明確に割り込んだことから、ドルには“利益確定売り”が先行しやすいのは事実です。
まだ「方向性が定まった」と見るのは早計であり、“ドル買い基調”という基本も変わらないと見ますが、“もう一段のポジション調整”を頭の片隅に残しながら、神経質なマーケットと対峙したいところです。


◆ ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:112.000(大台)
上値4:111.881(9/30高値後の76.4%戻し、ピボット1stレジスタンス)
上値3:111.758(9/30高値後の61.8%戻し、+2σ)
上値2:111.659(9/30高値後の50%戻し)
上値1:111.560(9/30高値後の38.2%戻し)
前営業日終値:111.277
下値1:111.202(9/29安値)
下値2:111.000(大台、+1σ、ピボット1stサポート)
下値3:110.931(9/28安値、9/22~9/30の38.2%押し)
下値4:110.694(ピボット2ndサポート)
下値5:110.601(9/22~9/30の50%押し、日足・一目均衡表基準線/転換線)


◆ 豪ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:80.923(9/29-30高値)
上値4:80.777(ピボット1stレジスタンス)
上値3:80.668(9/30高値後の61.8%戻し)
上値2:80.597(9/30高値後の50%戻し)
上値1:80.458(50/20日移動平均線、日足・一目均衡表基準線)
前営業日終値:80.398
下値1:80.261(9/30安値)
下値2:80.166(9/29安値、ピボット1stサポート)
下値3:80.072(9/22~9/28の50%押し、日足・一目均衡表転換線)
下値4:79.997(9/24安値、週足・一目均衡表転換線、大台)
下値5:79.882(ピボット2ndサポート)


◆ ポンド円 抵抗・支持ライン

152.000(大台)
151.803(日足・一目均衡表先行スパン上限)
151.511(9/28~9/30の61.8%戻し、50日移動平均線)
151.198(9/29高値、20日移動平均線、週足・一目均衡表転換線、9/28~9/30の50%戻し)
150.961(9/30高値、大台)
150.845(日足・一目均衡表先行スパン下限/基準線、9/28~9/30の38.2%戻し)
150.758(日足・一目均衡表転換線)
150.136(200日移動平均線、-1σ)
150.000(大台)
前営業日終値:149.879
149.800(9/30安値)
149.370(9/23安値)
149.012(9/22安値、大台、-2σ)
148.947(9/21安値)
148.458(7/20安値)
148.113(3/2安値)
148.000(大台)
147.792(50週移動平均線)

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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