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マネパ為替分析 日刊レポート

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“ポジション調整”先行には警戒をしつつも…!?

2021年11月01日

◆ 一転して“ドル買い”… - “114円ライン”へ

好内容の米PCEコア・デフレータ、さらに月末要因も加わったこともあり、前日には最弱通貨だったドルは、一転して最強通貨に転じました。
この影響にて米10年債利回りは“1.62%手前”へと一時上昇、対ユーロでは前日下落分を“全て吐き出す”動きを見せる中、対円では“114円台”へと値を戻していきました。

もっともその後は米10年債利回りが“緩やかに低下”する中、米株式は“史上最高値更新”を軒並み見せました。
このため“金利選好→ドル売り/リスク選好→円売り”が交錯する格好となり、揉み合いとなって先週末の取引を終えています。


◆ ただし「結果を見定めたい」が働きやすい…?

波乱要因となり得る「衆院選」を無難に終えたことで、いよいよマーケットは今週最大のイベント「FOMC(2-3日)」へと集中する展開が想定されるところです。
“タカ派寄り”との思惑も見え隠れしていますが、一方でその大半はすでに“織り込み済”と見られるのも否めません。
そうなると材料としては取り扱いづらく、「結果を見定めたい(様子見)」との意向が働きやすいと見るのが自然ということになります。

オーダー状況を見ると、“114.20-40円”には分厚いドル売りオーダーが散見されています。一方で“113.80-60円”にはドル買いオーダーがびっしりと並んでいるだけに、どちらも突破するには骨が折れそうな印象があります。

新たな後押し要因が飛び出せば話も変わってくるのでしょうが、「結果を見定めたい」とあってはそれも期待薄…。
先週末の“ポジション調整”が先行する展開には警戒をしつつも、基本的には“膠着”と見たいところです。


◆ ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:114.524(ピボット2ndレジスタンス)
上値4:114.412(10/21高値、+1σ)
上値3:114.307(10/26高値)
上値2:114.222(10/27高値、ピボット1stレジスタンス)
上値1:114.094(10/29高値)
前営業日終値:113.974(日足・一目均衡表転換線、大台)
下値1:113.774(10/28~10/29の38.2%押し)
下値2:113.675(10/28~10/29の50%押し)
下値3:113.575(10/28~10/29の61.8%押し、ピボット1stサポート)
下値4:113.389(10/29安値、20日移動平均線)
下値5:113.205(10/14安値、10/28安値、10/4~10/20の38.2%押し水準)


◆ 豪ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:86.248(10/21高値《年初来高値》)
上値4:86.173(ピボット2ndレジスタンス)
上値3:86.052(10/27高値、大台)
上値2:85.947(ピボット1stレジスタンス)
上値1:85.867(10/29高値、+1σ)
前営業日終値:85.715
下値1:85.579(10/28~10/29の38.2%押し)
下値2:85.490(10/28~10/29の50%押し)
下値3:85.401(10/28~10/29の61.8%押し、日足・一目均衡表転換線、ピボット1stサポート)
下値4:85.324(10/29安値)
下値5:85.113(10/28安値、ピボット2ndサポート)


◆ ポンド円 抵抗・支持ライン

158.219(10/20-21高値)
158.000(大台)
157.762(10/26高値)
157.438(+1σ)
157.267(10/27高値)
157.090(10/29高値)
156.964(日足・一目均衡表転換線大台)
156.592(10/29高値後の61.8%戻し)
156.439(10/29高値後の50%戻し)
156.285(10/29高値後の38.2%戻し)
前営業日終値:156.014(大台)
155.787(10/29安値)
155.709(10/27安値)
155.435(20日移動平均線)
155.342(10/15安値)
155.000(大台)
154.786(10/1~10/20の38.2%押し)
154.558(10/14安値)
154.108(10/13安値)
154.000(大台)
153.848(100月移動平均線)
153.680(10/12安値、日足・一目均衡表基準線、10/1~10/20の50%押し)

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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