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マネパ為替分析 日刊レポート

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こうなると「動くに動けない」…!?

2021年11月02日

◆ 一時は“ドル買い”先行も… - 往って来い

リスク選好フローから一時“114.444円”へと上値を伸ばした昨日でしたが、結局は押し戻されました。
対ユーロで進行していた“ドル買い”が反転したことが、ポンドを除く主要通貨に対して“ドル売り”を目立たせたからです。
こうして“114円ライン”へと押し戻されたドル円は、そのまま昨日の取引を終えています。
なお昨日発表された米ISM製造業景況指数は“マチマチ(事前予想からは良化/前月より悪化の60.8)”となったこともあり、特に材料視されることはありませんでした。


◆ 波乱があるとすれば「RBA理事会」だが、それ以外は…?

こうして「衆院選」後の動きが短命に終わったこともあり、本日も「FOMC待ち」が前面に押し出された展開が想定されるところです。
「米10年債利回りが動けば…」との期待は確かに存在しますが、イベント前ということで“収斂圧力(1.57%付近に)”がかかっています。
これを覆すのは“容易ではない”と見るのが自然であり、そういう意味で前記した思惑は“期待過剰”と見るのが妥当といえます。

オーダー状況を見ると、昨日よりやや切り上がった印象があるドル売りオーダーですが、それでも“114.40-60円”にはびっしり並んでいると聞き及びます。
一方でドル買いオーダーは“113.80-60円”で変わらないとのことですので、ここからの下値追いは骨が折れると見るのが妥当です。
波乱があるとすれば「RBA理事会」ですが、そこで何もなければ…?

「新たな要因」が飛び出さない限り、「結果を見定めたい」が先行する可能性が高いだけに、本日も「基本は膠着」を地でいく展開を想定したいところです。


◆ ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:114.733(17/11/6高値、10/20高値《年初来高値》)
上値4:114.631(ピボット2ndレジスタンス)
上値3:114.444(11/1高値、+1σ)
上値2:114.311(ピボット1stレジスタンス、11/1高値後の61.8%戻し)
上値1:114.190(11/1高値後の50%戻し)
前営業日終値:113.990(大台)
下値1:113.936(11/1安値)
下値2:113.850(10/28~11/1の50%押し、日足・一目均衡表転換線、ピボット1stサポート)
下値3:113.710(10/28~11/1の61.8%押し)
下値4:113.564(20日移動平均線、ピボット2ndサポート)
下値5:113.389(10/29安値)


◆ 豪ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:86.434(ピボットハイブレイクアウト)
上値4:86.248(10/21高値《年初来高値》、ピボット2ndレジスタンス)
上値3:86.054(11/1高値)
上値2:85.988(ピボット1stレジスタンス、大台)
上値1:85.885(11/1高値後の61.8%戻し、+1σ)
前営業日終値:85.732
下値1:85.608(11/1安値、10/28~11/1の50%押し)
下値2:85.542(ピボット1stサポート)
下値3:84.426(日足・一目均衡表転換線、10/28~11/1の61.8%押し)
下値4:85.324(10/29安値、ピボット2ndサポート)
下値5:85.113(10/28安値、ピボットローブレイクアウト)


◆ ポンド円 抵抗・支持ライン

158.000(大台)
157.762(10/26高値)
157.406(+1σ)
157.267(10/27高値)
157.090(10/29高値)
156.964(日足・一目均衡表転換線大台)
156.492(11/1高値、10/29~11/1の61.8%戻し)
156.349(10/29~11/1の50%戻し)
156.174(10/29~11/1の38.2%戻し)
156.000(大台)
前営業日終値:155.756
155.607(11/1安値、20日移動平均線)
155.342(10/15安値)
155.000(大台)
154.786(10/1~10/20の38.2%押し)
154.558(10/14安値)
154.108(10/13安値)
154.000(大台)
153.848(100月移動平均線)
153.680(10/12安値、日足・一目均衡表基準線、10/1~10/20の50%押し)
153.583(週足・一目均衡表転換線)
153.439(-1σ)

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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