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マネパ為替分析 日刊レポート

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“上を下への揺れ動き”を基本としながら…!?

2022年02月17日

◆ 前日とは一転 - 緩やかに反落

前日に台頭した「ウクライナ情勢を巡る楽観論」は、早くも後退しています。

『ウクライナ侵攻は依然としてあり得る(バイデン米大統領)』
『ロシアは軍増強を続けているようだ(ストルテンベルグ・NATO 事務総長)』
『主力部隊はむしろウクライナ国境に近づいている(ブリンケン米国務長官)』

一方で昨日発表された「FOMC議事要旨(米金融政策の行方)」は、“新たなタカ派寄り”を見出すことはできませんでした。
このため“リスク回避→円買い”の再燃と共に、“金利選好→ドル買い”も後退しつつあり、ドル円に重く圧し掛かっています。
この影響にて本日東京タイムには“115.331円”へと押し下げられましたが、一方で「米利上げ観測」そのものが後退したわけではありません。
このため“下値の堅さ”は相変わらずであり、ドル円は“崩れる”には至っていないのが実状となります。


◆ 「まだ方向感は定まっていない」と見るのが妥当…?

「ウクライナ情勢」は一進一退であり、明確な方向性が定まったと見るのはいかにも早計といえます。
一方で「米金融政策の行方」に関しては、短期金融市場における3月利上げ幅の見方が“割れて(0.25%or0.50%)”います。
そうなると“一方向への織り込み”は阻害されると見るのが自然であり、その分だけ“動きづらい”と見るのが妥当ということになります。

オーダー状況を見ると、“115.20-00円”にかけてドル買いオーダーが展開している反面、“115.70-116.00円”にはドル売りオーダーが段階的に設定されているとも聞き及びます。
米10年債利回りが“2%超”をしっかりキープしていますので、その点を踏まえれば“下値の堅さ”が先に意識されると見るのが自然です。
それでも“上値の重さ”を打開するには「何かもう一つ、ポジティブが欲しい」と見るのが妥当です。

「ウクライナ情勢」を睨みつつ、“上を下へと揺れ動く”といった神経質な展開が、本日も求められているのかもしれません。


◆ ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:116.000(大台、ピボット2ndレジスタンス)
上値4:115.872(2/15高値)
上値3:115.785(2/16高値)
上値2:115.703(ピボット1stレジスタンス)
上値1:115.623(日足・一目均衡表転換線)
前営業日終値:115.447
下値1:115.356(2/16安値、2/14~2/15の61.8%押し)
下値2:115.260(2/15安値、ピボット1stサポート)
下値3:115.100(ピボット2ndサポート)
下値4:115.008(2/14安値、20日移動平均線、大台)
下値5:114.913(2/7安値、日足・一目均衡表先行スパン上限/基準線、1/24~2/10の50%押し)


◆ 豪ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:83.853(ピボットハイブレイクアウト)
上値4:83.549(100月移動平均線、+2σ、ピボット2ndレジスタンス)
上値3:83.410(2/10~2/14の76.4%戻し)
上値2:83.251(2/11高値、ピボット1stレジスタンス)
上値1:83.176(2/16高値)
前営業日終値:83.069(大台)
下値1:82.798(日足・一目均衡表先行スパン上限、50週移動平均線、+1σ)
下値2:82.700(日足・一目均衡表転換線、ピボット1stサポート)
下値3:82.615(2/16安値、2/14~2/16の38.2%押し)
下値4:82.501(20週移動平均線)
下値5:82.378(200日/50日移動平均線、2/14~2/16の50%押し、ピボット2ndサポート)


◆ ポンド円 抵抗・支持ライン

160.000(大台)
159.000(大台)
158.219(21/10/20-21高値)
158.066(2/10高値、大台)
157.797(+2σ)
157.711(2/11高値)
157.114(2/16高値)
157.000(大台)
前営業日終値:156.812(月足・一目均衡表先行スパン上限)
156.671(+1σ)
156.601(日足・一目均衡表転換線)
156.421(2/14~2/16の38.2%押し)
156.328(2/16安値)
156.207(2/14~2/16の50%押し)
155.967(2/15安値、2/14~2/16の61.8%押し、大台)
155.564(20日移動平均線)
155.482(日足・一目均衡表基準線)
155.300(2/14安値)
155.135(2/7安値)
155.048(2/3安値)
154.975(日足・一目均衡表先行スパン上限、大台)

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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