◆ 再び“リスク回避姿勢” - 一時“115円割れ”

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マネパ為替分析 日刊レポート

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“上値は重い”が先行も、“下値の堅さ”は相変わらず…!?

2022年03月01日

◆ 再び“リスク回避姿勢” - 一時“115円割れ”

「ウクライナ情勢」に振り回される展開は変わっていないものの、昨日は『ロシアをSWIFT(いわゆる国際決済ネットワーク)から排除』がテーマ化しました。
特に『ロシア中銀・財務省並びに政府系ファンドとの取引停止』『ロシア中銀が預託する外貨資産を凍結』といった「対ロ制裁強化」の影響は大きく、マーケットは“リスク回避姿勢”に再び揺り戻されています。
このためドル円は、一時“114.862円”へと値を落とす場面を見せるなど、軟調推移を強いられています。


◆ しかし“リスク回避一辺倒”には程遠い…?

一方で『ロシア-ウクライナの停戦協議』に関しては“双方持ち戻り”となったものの、「大きな期待は持てない」との見方が開催前から大勢を占めていました。
このため“決裂”とならなかったことが逆に“リスク選好寄り”と解釈されている節もあり、“崩れる”には至っておりません。
こうして“上値の重さ”は相変わらずなものの、“下値の堅さ”も健在といった様相を見せながら、昨日の取引を終えています。


◆ 別のイベントも控えているとあっては…!?

もっとも現在のテーマは前記した「対ロ制裁強化」ですので、“リスク回避ムード”の大きな後退する展開は想定しづらいと見るのが、やはり自然なところです。
このため“上値の重さ”を引きずる中、「どこまで持ちこたえられるか?」というのが、目先のポイントといえるかもしれません。

オーダー状況を見ると“114.80-70円”には分厚いドル買いオーダーが、“115.30-50円”にはまとまった規模のドル売りオーダーが、それぞれ散見されていると聞き及びます。
「ウクライナ情勢」に右往左往している状況ではありますが、明日には「パウエルFRB議長の議会証言」も控えるスケジュール感でもあります。
ヘッドラインに注意しつつも、当該レンジ内での揺れ動きと見るのが、やはり本日も基本路線といえるかもしれませんね。


◆ ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:115.513(ピボット1stレジスタンス)
上値4:115.417(2/25~2/28の61.8%戻し)
上値3:115.311(2/25~2/28の50%戻し)
上値2:115.205(2/25~2/28の38.2%戻し、20日移動平均線)
上値1:115.083(日足・一目均衡表転換線)
前営業日終値:114.960(50日移動平均線、日足・一目均衡表基準線、大台)
下値1:114.862(2/28安値、-1σ、週足・一目均衡表転換線)
下値2:114.725(2/24~2/25の76.4%押し)
下値3:114.585(日足・一目均衡表先行スパン上限、ピボット1stサポート)
下値4:114.471(-2σ)
下値5:114.405(2/24安値、日足・一目均衡表先行スパン下限、100日移動平均線)


◆ 豪ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:84.529(ピボット2ndレジスタンス)
上値4:84.349(2021/11/5高値、1/5高値)
上値3:83.984(2/10高値、大台、ピボット1stレジスタンス)
上値2:83.828(2/23高値、+2σ)
上値1:83.697(2/28高値)
前営業日終値:83.513(100月移動平均線)
下値1:83.263(+1σ)
下値2:83.194(2/28安値後の38.2%押し)
下値3:83.000(大台、2/28安値後の50%押し)
下値4:82.876(2/28安値後の61.8%押し、日足・一目均衡表転換線)
下値5:82.690(20日移動平均線、ピボット1stサポート)


◆ ポンド円 抵抗・支持ライン

156.202(2/10~2/28の61.8%戻し、日足・一目均衡表転換線)
155.954(20日移動平均線、大台)
155.889(2/24高値)
155.627(2/10~2/28の50%戻し)
155.558(50日移動平均線、日足・一目均衡表基準線
155.482(週足・一目均衡表転換線)
155.184(2/25高値)
155.051(2/10~2/28の38.2%戻し、-1σ)
154.997(2/28高値、大台)
154.505(日足・一目均衡表先行スパン上限、100日移動平均線)
前営業日終値:154.298(-2σ)
154.071(20週移動平均線、2/28安値後の50%押し)
154.000(大台)
153.878(2/28安値後の61.8%押し)
153.685(100月移動平均線)
153.583(週足・一目均衡表基準線)
153.461(200日移動平均線)
153.378(日足・一目均衡表先行スパン下限)
153.187(2/28安値)
153.120(1/25安値、50週移動平均線)
153.000(大台)
152.898(1/24安値)
152.133(12/23安値)

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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