◆ 最終的には「原子炉への被害なし」とされたが… - “リスク回避”先行

『ロシア軍がザポロジエ原発に砲撃』『火災が発生』

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マネパ為替分析 日刊レポート

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“リスク回避”に傾斜したが…!?

2022年03月07日

◆ 最終的には「原子炉への被害なし」とされたが… - “リスク回避”先行

『ロシア軍がザポロジエ原発に砲撃』『火災が発生』

この報をキッカケに、マーケットは再び“リスク回避姿勢”が進行しました。
最終的には「ロシア軍が制圧」「原子炉への被害なし」とされたものの、状況次第では「大惨事」になっていた可能性が、“リスク回避姿勢”を継続させました。

一方で注目の「米雇用統計」は、基本的には“強め”でした。
「非農業部門雇用者数(+67.8万人)」「失業率(3.8%)」はいずれも事前予想を上回る内容でしたが、一方で「平均賃金(前月比±0.0%/前年比+5.1%)」は伸び悩んでいます。
このため「逃避資金流入」の影響も重なった米10年債利回りは、一時“1.69%”へと大きく低下する場面が見られました。
こうして「リスク/金利」の双方から“円買い圧力”がかかったことで、ドル円は“114.647円”へと押し下げられる場面を見せています。


◆ もっとも「米3月0.25%利上げ」は“織り込み済”の印象あり…?

「ウクライナ情勢緊迫化」と留まるところを知りませんので、それに起因する「マーケットの混乱」も収まる気配は見られておりません。
このため“リスク回避姿勢”はまだまだ継続する可能性は高く、“リスク回避→円買い”がドル円の上値を押さえ続けると見られます。
一方で「経済的ならびに地理的な近さ」の観点から、“ユーロ売り”が突出しているのが実状です。
さらに“有事のドル買い”が加わることを踏まえれば、このまま“下値窺い”を続けるかは些か疑問といわざるを得ないところもあります。
さらに「米3月利上げは0.25%」は“織り込み済”とも見られるだけに、米10年債利回りがどこまで下値を伸ばせるかも微妙と見ることも可能です。


◆ “神経質な揺れ動き”は変わらない…!?

引き続き「ウクライナ情勢」がメインテーマであり、ヘッドラインで“右往左往”といった展開も変わらないと見られます。
しかし“上値の重さ(リスク回避→円買い)”と“下値の堅さ(金利選好+有事のドル買い)”が混在する状況も変わっておらず、“動きづらい”と見るのが自然な状況でもあります。
今週は「米CPI(10日)」が予定されますので、「米利上げ観測」に再び目が向く可能性もゼロではありません。
それでも少なくともその10日までは、「ウクライナ情勢を睨みながら…」という“神経質な揺れ動き”を想定すべき局面と見たいところです。


◆ ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:115.380(ピボット1stレジスタンス)
上値4:115.233(日足・一目均衡表基準線、20日移動平均線)
上値3:115.104(日足・一目均衡表転換線)
上値2:115.039(50日移動平均線、大台)
上値1:114.939(-1σ、週足・一目均衡表転換線)
前営業日終値:114.844
下値1:114.742(日足・一目均衡表先行スパン上限)
下値2:114.647(3/4安値、-2σ)
下値3:114.472(100日移動平均線、ピボット1stサポート)
下値4:114.405(2/24安値、日足・一目均衡表先行スパン下限、20週移動平均線)
下値5:114.323(2/3安値)


◆ 豪ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:85.909(21/11/2高値)
上値4:85.644(ピボット2ndレジスタンス)
上値3:85.203(21/11/4高値、ピボット1stレジスタンス)
上値2:85.139(3/4高値)
上値1:84.931(+2σ、大台)
前営業日終値:84.706(200月移動平均線)
下値1:84.357(2/28~3/4の38.2%押し)
下値2:84.261(3/4安値後の押し目、ピボット1stサポート)
下値3:84.124(3/3-4安値)
下値4:84.116(2/28~3/4の50%押し)
下値5:84.058(+1σ、大台)


◆ ポンド円 抵抗・支持ライン

154.210(3/4高値)
154.121(日足・一目均衡表転換線)
153.988(3/3~3/4の38.2%戻し、大台)
153.808(-1σ)
153.794(3/3~3/4の61.8%戻し、20週移動平均線)
153.656(100月移動平均線)
153.583(週足・一目均衡表基準線)
153.410(200日移動平均線、日足・一目均衡表先行スパン下限)
153.350(3/3~3/4の50%戻し)
153.043(50週移動平均線、大台)
152.905(3/3~3/4の38.2%戻し)
152.239(-2σ)
前営業日終値:152.062(大台)
151.603(週足・一目均衡表先行スパン上限)
151.467(3/4安値)
151.101(21/12/22安値)
151.000(大台)
150.000(大台)
149.892(21/12/21安値)
149.488(21/12/9安値、21/12/20安値)

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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