◆ さらに“巻き戻し” - 116円前半

「ウクライナ情勢」は予断を許さないものの、昨日もドル円は“上値を伸ばし”ました。

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マネパ為替分析 日刊レポート

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続・新規のポジション形成は手控えられる…!?

2022年03月11日

◆ さらに“巻き戻し” - 116円前半

「ウクライナ情勢」は予断を許さないものの、昨日もドル円は“上値を伸ばし”ました。

前日の欧州株を起点とする「株高の連鎖」が継続し、この影響にて日経平均は“2020年6月以降最大の上げ幅(+972円)”を記録したからです。
“リスク回避→円買い”はさらに緩む格好となり、ドル円を押し上げました。

一方で“市場予測通り”ではあるものの、注目の「米CPI」は“40年来最高の伸び(+7.9%)”を記録しています。
このため米10年債利回りは“先月17日以来(2.01%)”へ一時上昇し、そして米2年債利回りは“2019年9月以来(1.73%)”へと駆け上がる動きを見せています。
こうして「日米金利格差拡大」への思惑も再燃しており、“金利選好→ドル買い”が優勢となっています。
こうして「リスク/金利」の双方からの“押し上げ”に伴って“116.193円”へと上値を伸ばしたドル円は、本日に入って“さらに上昇(本稿執筆時高値は116.380円)”しています。
もっとも昨日記した“116.20-35円”のドル売りオーダーに行く手を阻まれており、「ストップロス」を絡めていないのが実状といえます。


◆ ただし週末でもあり…?

『緩和策の縮小ペース加速』が昨日のECB理事会で謳われたように、「世界的なインフレ懸念」は留まるところを知りません。
このため「インフレ動向→金融政策の行方」へとマーケットの目が再び向いても、何ら不思議ではないところです。
一方で「ウクライナ情勢」は予断を許さないだけに、引き続き「新規のポジション形成は手控えられる」という可能性が否めません。
特に本日は週末ですので、そうした傾向がより顕著に表れる可能性も否定できないところでもあります。

引き続き“期待が募る局面”と考えますが、昨日以上に「新規のポジション形成は手控えられる」と見たいところです。
その上で“下値の堅さ”は相変わらずとは見ますが、本日に関しては「利益確定売り先行」を警戒しておきたいところです。


◆ ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:116.668(ピボットハイブレイクアウト)
上値4:116.431(ピボット2ndレジスタンス)
上値3:116.346(1/4高値、2/10高値)
上値2:116.282(ピボット1stレジスタンス)
上値1:116.193(3/10高値、+2σ)
前営業日終値:116.134
下値1:116.000(大台)
下値2:115.896(ピボット1stサポート)
下値3:115.807(3/10安値)
下値4:115.659(ピボット2ndサポート)
下値5:115.551(3/9安値、ピボットローブレイクアウト)


◆ 豪ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:86.155(ピボット2ndレジスタンス)
上値4:86.054(21/11/1高値、大台)
上値3:85.909(21/11/2高値)
上値2:85.811(ピボット1stレジスタンス)
上値1:85.587(+2σ、3/10高値)
前営業日終値:85.468
下値1:84.130(3/8~3/10の23.6%押し)
下値2:85.000(大台)
下値3:84.878(3/8~3/10の38.2%押し、ピボット1stサポート)
下値4:84.814(200月移動平均線)
下値5:84.674(3/8~3/10の50%押し)


◆ ポンド円 抵抗・支持ライン

154.109(100日移動平均線)
154.000(大台)
153.762(20週移動平均線)
153.610(3/3~3/8の61.8%戻し、週足・一目均衡表基準線、100月移動平均線)
153.344(200日移動平均線、日足・一目均衡表先行スパン下限)
153.109(3/3~3/8の50%戻し、日足・一目均衡表転換線)
152.997(3/10高値、50週移動平均線、大台)
152.558(-1σ、3/10高値後の61.8%戻し)
152.414(3/10高値後の50%戻し)
152.276(3/10高値後の38.2%戻し)
152.000(大台)
前営業日終値:151.924
151.881(3/10安値)
151.754(3/8~3/10の61.8%押し)
151.603(週足・一目均衡表先行スパン上限)
151.348(3/9安値)
150.985(3/8安値、大台)
150.000(大台、-2σ)
149.892(21/12/21安値)
149.488(21/12/9安値、21/12/20安値)
149.360(21/12/8安値)

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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