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マネパ為替分析 日刊レポート

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それでも慎重であるべき…!?

2022年03月24日

◆ “利益確定売り”も、“下値の堅さ”は相変わらず

「上昇往き過ぎ感」を背景に、さすがに“利益確定売り”が昨日は入りました。
この影響にて“121.402円→120.591円”と値を落とす場面を見せましたが、「日米金利格差」をテーマとする動きは根強いものがあります。
さらに昨日は「原油反発」を背景にした「本邦貿易赤字拡大」への思惑も再燃しており、“円売りニーズ”が後退することはありませんでした。
このため幅広い通貨に対して“円売り”は進行し続けており、終値ベースで“121円台(121.137円)”に乗せました。


◆ 「上昇往き過ぎ感」は明らかだが…?

“前日安値手前で下げ渋り→上値模索”という流れが13日連続で続いているだけに、テクニカル的には「上昇往き過ぎ感」は拭い切れないところがあります。
しかし「日米金利格差」を背景に“ドル買い+円売り”には安心感が漂っていますので、反転するには大きな材料が必要と見るのが妥当です。
そうなると『往き付くところまで往ってしまう』といった可能性も否めなくなり、“121.478(16/2/1高値)”“121.677(16/1/29高値)”を経て、“123.499(15/12/18高値)”を窺っても何ら不思議ではないということになります。


◆ やはり「期末を控えるスケジュール感」が重石となり得る…!?

ただし問題となるのは、昨日も記した「もう一つの懸念要因(期末を控えるスケジュール感)」です。
“新規のポジション構築は手控えられる”になりやすい状況下、“ストップロス(ポジション決済)”はある程度絡んだと見るのが可能な状況でもあります。
見誤ったばかりであり、また流れに逆らう格好にもなりますが、“ここからの上値追い”にはやはり慎重であるべきと考えたいところです。


◆ ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:121.970(21/1/6~22/1/4-22/1/24の61.8%返し、大台)
上値4:121.854(ピボット2ndレジスタンス)
上値3:121.677(16/1/29高値、+2σ)
上値2:121.478(16/2/1高値、ピボット1stレジスタンス)
上値1:121.402(3/23高値)
前営業日終値:121.137
下値1:121.000(大台)
下値2:120.685(ピボット1stサポート)
下値3:120.591(3/23安値)
下値4:120.232(ピボット2ndサポート)
下値5:120.000(大台)


◆ 豪ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:91.560(ピボット2ndレジスタンス)
上値4:91.302(15/8/20高値)
上値3:91.204(ピボット1stレジスタンス)
上値2:91.000(大台)
上値1:90.927(3/23高値)
前営業日終値:90.847
下値1:90.432(3/23安値後の50%押し)
下値2:90.315(3/23安値後の61.8%押し)
下値3:90.214(ピボット1stサポート)
下値4:90.000(大台)
下値5:89.937(3/23安値、+2σ)


◆ ポンド円 抵抗・支持ライン

163.000(大台)
162.000(大台)
161.100(3/23高値)
161.000(大台)
160.614(3/23高値後の76.4%戻し)
160.354(+2σ、3/23高値後の61.8%戻し)
160.070(3/23高値後の50%戻し)
前営業日終値:159.994(大台)
159.709(3/23安値後の38.2%押し)
159.581(3/23安値後の50%押し)
159.453(3/23安値後の61.8%押し)
159.295(3/23安値後の76.4%押し)
159.039(3/23安値、大台)
158.000(大台)
157.616(+1σ)
157.236(3/8~3/23の38.2%押し)
157.123(3/22安値)
157.000(大台)
156.783(月足・一目均衡表先行スパン上限)

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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