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マネパ為替分析 日刊レポート

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金利面では“さらなる上方向”だが…!?

2022年04月05日

◆ “ドル買い・円売り”+“ユーロ売り→ドル買い” - 123円手前へ

先週末の米雇用統計を受けて、マーケットは『5月さらに6月の0.50%利上げ』を織り込み始めています。
一方で日銀は『4-6月期の国債買入オペ増額』を発表していますので、「日米金融当局の立ち位置の違い」が鮮明になりつつあります。
さらに昨日は『EUが対ロ追加制裁を検討』と報じられたことから、欧経済悪化への思惑から“ユーロ売り”も進行しています。
このため金利面での“ドル買い・円売り”のみならず、“ユーロ売り→ドル買い”の後押しもあり、NYタイム中盤には“122.954円"へと上値を伸ばしました。


◆ ただ「前日高値手前で上げ止まり」が少々気になる…?

一方で“先週末高値(123.038円)”を突破するには至っておらず、“上値の重さ”も目立っています。
「逆イールド(米2年-10年債)」が米景気先行きへの思惑を曇らせているからですが、「前日高値手前で上げ止まり」が“(125円到達後は)1日を除いて全て”というテクニカルも影響している模様です。

ウクライナ情勢は予断を許さないだけに、“追加制裁→欧経済悪化→ユーロ売り”が促されやすいのは否めないところです。
一方で“リスク回避→円買い”も今は昔、現在は“インフレ高進→貿易赤字拡大→円売り”が促されやすくなっている点は否めません。
このため“ユーロ売り→ドル買い”と“円売り”が並立する可能性は高く、100ドルの大台回復を見せたNY原油がさらに上値を伸ばすようなことでもあれば…?

前記「テクニカル(前日高値手前で上げ止まり)」が気にはなりますが、少なくとも「崩れる展開ではない(下値は堅い)」との見方を継続しながら、次なる材料を待ちたいところです。


◆ ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:123.627(3/28~3/31の61.8%戻し)
上値4:123.351(ピボット2ndレジスタンス)
上値3:123.204(3/30高値、3/28~3/31の50%戻し)
上値2:123.038(4/1高値、日足・一目均衡表転換線、大台、ピボット1stレジスタンス)
上値1:122.954(4/4高値)
前営業日終値:122.759
下値1:122.678(+1σ)
下値2:122.362(ピボット1stサポート)
下値3:122.261(4/4安値)
下値4:122.156(3/31~4/1の50%押し)
下値5:121.947(3/31~4/1の61.8%押し、ピボット2ndサポート、大台)


◆ 豪ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:93.481(ピボット2ndレジスタンス)
上値4:93.118(3/29高値)
上値3:93.055(ピボット1stレジスタンス)
上値2:92.961(3/28~3/31の61.8%戻し、大台)
上値1:92.740(4/4高値)
前営業日終値:92.632
下値1:92.421(日足・一目均衡表転換線)
下値2:92.184(+1σ)
下値3:91.983(3/31~4/4の38.2%押し、大台)
下値4:91.891(ピボット1stサポート)
下値5:91.749(3/31~4/4の50%押し)


◆ ポンド円 抵抗・支持ライン

163.000(大台)
162.720(3/29高値)
162.468(3/28~3/30の61.8%押し)
162.000(大台)
161.829(3/28~3/30の50%押し、日足・一目均衡表転換線)
161.372(3/30高値)
161.304(4/4高値、+1σ)
前営業日終値:161.014(大台)
160.440(3/31~4/4の38.2%押し)
160.283(4/4安値)
160.173(3/31~4/4の50%押し)
160.000(大台)
159.906(3/31~4/4の61.8%押し)
159.641(4/1安値)
159.439(3/31安値)
159.039(3/23安値、3/30安値、大台)

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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