◆ “ドル買い”先行も、“ユーロ買い戻し”に押さえられる

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マネパ為替分析 日刊レポート

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「米経済指標次第」はまだ続く…!?

2022年05月09日

◆ “ドル買い”先行も、“ユーロ買い戻し”に押さえられる

米雇用統計は“概ね好内容(非農業部門雇用者数:+42.8万人/失業率:3.6%/平均時給:+5.5%)”となり、ドルは“巻き戻し”が先行しました。
『次回会合で“0.75%利上げ”は検討していない』という発言にてFOMC後に“128.644円”まで押し下げられたドル円は、すぐさま“130.806円”まで値を戻しています。

一方で先週末は『中銀預金金利の年内引き上げが妥当』というビルロワドガロー仏中銀総裁発言もあり、ユーロにも“巻き戻し”が発生しました。
このため対ユーロでは“ドル売り”が進行する格好となり、ドル円の上値を押さえる形で先週末の取引を終えています。


◆ “直近高値”を上回らない限り…?

「日米金融当局の立ち位置の違い」は如何ともしがたいだけに、金利面では“ドル買い”+“円売り”が促されやすいのは否めないところです。
一方で「FOMC後の調整」を経て“ドル買い”が促されているものの、“直近高値(4/28:131.261円)”を突破できていないのは事実です。
このため「“ドル買い”への基調回帰」とはまだいいがたいところがあり、引き続き「米経済指標次第」と考えるのが妥当ということになります。
そうなると今週の注目「米CPI(11日)」を見るまでは、やはり“動きづらい”と見るのが自然…?

金利面を考えれば、“崩れる”は想定しづらいところです。
それでも目先は“押さえられる”を基本としながら、戦略を練るべき局面といえるかもしれません。
少なくとも“付いていく”は手控えながら…。


◆ ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:131.621(ピボットハイブレイクアウト)
上値4:131.300(02/4/17高値、4/28高値)
上値3:131.214(ピボット2ndレジスタンス)
上値2:130.945(4/29高値、大台、ピボット1stレジスタンス)
上値1:130.806(5/6高値)
前営業日終値:130.601
下値1:130.296(5/4~5/6の23.6%押し)
下値2:130.165(+1σ、ピボット1stサポート)
下値3:130.092(5/6安値)
下値4:129.980(5/4~5/6の38.2%押し、大台)
下値5:129.725(5/4~5/6の50%押し、ピボット2ndサポート)


◆ 豪ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:93.079(日足・一目均衡表基準線)
上値4:93.002(5/5~5/6の50%戻し、5/6高値、大台)
上値3:92.937(20日移動平均線、ピボット1stレジスタンス)
上値2:92.763(5/5~5/6の38.2%戻し)
上値1:92.468(5/5~5/6の23.6%戻し)
前営業日終値:92.393
下値1:92.216(日足・一目均衡表転換線)
下値2:91.990(5/6安値、大台、ピボット1stサポート)
下値3:91.792(4/27~5/5の61.8%押し)
下値4:91.685(5/3安値)
下値5:91.500(5/2安値、ピボット2ndサポート)


◆ ポンド円 抵抗・支持ライン

164.253(4/28高値)
163.985(4/29高値、日足・一目均衡表基準線、大台)
163.874(5/2高値)
163.546(5/5高値、20日移動平均線)
163.000(大台)
162.313(5/5~5/6の61.8%戻し)
162.000(大台)
161.932(5/5~5/6の50%戻し、日足・一目均衡表転換線)
161.603(5/6高値、5/5~5/6の38.2%戻し)
161.408(-1σ)
前営業日終値:161.077(大台)
160.638(週足・一目均衡表転換線)
160.317(5/6安値)
159.967(50日移動平均線、大台)
159.814(日足・一目均衡表先行スパン上限)
159.567(4/27安値)
159.439(3/31安値)
159.270(-2σ)
159.039(3/23安値、3/30安値、大台)
158.701(週足・一目均衡表基準線)
158.104(20週移動平均線)
158.000(大台)
157.800(日足・一目均衡表先行スパン下限)

《10:50》
《11:20、テクニカルライン追記》

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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