◆ 強烈な“巻き戻し”… - 一時“127円半ば”
想定していたよりも“突っ込んだ”…。
米主要株価指数が揃って“年初来安値”を更新する中、昨日は暗号資産も暴落を演じました。
このため“リスク回避姿勢”がマーケットを席巻し、“ドル買い”そして久方ぶりに“円買い”が進行しました。
特に“ポジション調整”の勢いが加わった“後者(円買い)”の勢いは凄まじく、“ストップロス”を巻き込みつつ、ドル円は“127.503円”へと駆け下りています。
◆ それでも「米利上げ観測」は根強く、「日米金融当局の立ち位置の違い」は如何ともしがたい…
一方で「米利上げ観測」は根強く、特に“1.03536ドル”へと駆け下りるなど、“対ユーロ”での動きは顕著でした。
このため“ドル買い”そのものは残存し続けており、これがドル円にも一定の下支え要因として機能し続けています。
昨日は“2.81%”へと米10年債利回りが低下する場面も見られましたが、「日米金融当局の立ち位置の違い」は如何ともしがたいものがあります。
このため“円買い”の場面でも“ドル買い”が残存しやすく、これが下値を支える要因として機能し続ける可能性は否めないところです。
特に本日は「黒田日銀総裁の講演(内外情勢調査会)」が予定されていますので、“円売り”が再燃する可能性は否めないところがあります。
◆ そして、ここまで押せば…?
センチメントの悪化は“巻き戻し”を誘いやすく、積み上がったポジション状況を踏まえれば“円買い”が昨日のように台頭してもおかしくありませんが、それはあくまでも“ポジション調整”…。
特に本日は週末に当たる中、昨日は想定以上に“円買い”が進行した直後でもあります。
想定していたよりも“突っ込んだ”格好ですが、昨日も記したように基本は“幅の広いレンジ”での揺れ動きです。
ここまで押せば“押し目買いチャンス”と再び捉えて、神経質なマーケットと対峙したいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:129.877(5/9~5/12の61.8%戻し)
上値4:129.736(ピボット1stレジスタンス)
上値3:129.424(5/9~5/12の50%戻し、日足・一目均衡表転換線)
上値2:129.160(20日移動平均線)
上値1:128.970(5/9~5/12の38.2%戻し、大台)
前営業日終値:128.299
下値1:128.000(大台)
下値2:127.740(-1σ)
下値3:127.503(5/12安値、日足・一目均衡表基準線、3/31~4/28の38.2%押し)
下値4:127.182(ピボット1stサポート)
下値5:127.000(大台)
◆ 豪ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:89.535(5/11~5/12の50%戻し)
上値4:89.301(-2σ)
上値3:89.009(5/11~5/12の38.2%戻し、大台)
上値2:88.888(5/5~5/12の23.6%戻し)
上値1:88.358(5/11~5/12の23.6%戻し)
前営業日終値:87.956(大台)
下値1:87.345(日足・一目均衡表先行スパン下限、5/12安値)
下値2:87.263(週足・一目均衡表基準線、月足・一目均衡表転換線)
下値3:87.000(大台)
下値4:86.763(20週移動平均線、ピボット1stサポート)
下値5:86.467(3/17安値)
◆ ポンド円 抵抗・支持ライン
159.926(4/28~5/12の50%戻し、5/11~5/12の76.4%戻し、大台)
159.573(日足・一目均衡表転換線)
159.502(-1σ)
159.341(日足・一目均衡表先行スパン上限)
159.284(5/12高値)
159.126(5/11~5/12の61.8%戻し)
159.000(大台)
158.905(4/28~5/12の38.2%戻し)
158.701(週足・一目均衡表基準線)
158.459(5/11~5/12の50%戻し)
157.961(100日/20週移動平均線、大台)
157.779(5/11~5/12の38.2%戻し、日足・一目均衡表先行スパン下限)
156.946(5/11~5/12の23.6%戻し、大台)
前営業日終値:156.507(-2σ)
156.000(大台)
155.599(5/12安値)
155.456(3/17安値)
155.187(200日移動平均線)
155.000(大台)
154.712(50週移動平均線)
154.072(3/16安値、大台)
153.526(100月移動平均線)
153.461(週足・一目均衡表先行スパン上限)
153.215(3/15安値)
153.000(大台)
152.856(3/14安値)
《10:45》
《11:30、テクニカルライン追記》