◆ “ドル買い+円売り”… - 20年ぶりの“132円台”へ

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マネパ為替分析 日刊レポート

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ストップロスを絡めて急伸…!?

2022年06月07日

◆ “ドル買い+円売り”… - 20年ぶりの“132円台”へ

「上海・ロックダウン」が解除されたのに続き、昨日は「北京・行動制限」も大部分が解除されました。
このため「中国経済正常化」への思惑が台頭し、“リスク選好姿勢”へと傾斜しました。

こうした中で『金融引き締めを行う状況では全くない』との黒田日銀総裁発言が加わったことで、“円売り安心感”が台頭しました。
一方で「強めの米雇用統計」を背景にした『FRBは9月以降も積極スタンス継続』との思惑から、“ドル買い”も促されやすくなっています。
こうして米10年債利回りが“3%超”へ上昇する中、ドル円は“年初来高値(5/9:131.344円)”を突破し、“2002/4/18以来(132円台)”へと駆け上がっています。


◆ “もう一段の上値追い”は想定せざるを得ないが…?

こうなってしまうと、“もう一段の上値追い”は想定せざるを得ないところです。
特に“132円台”で唯一の上値メドは“132.390(02/4/15高値)”となりますので、到来ラインを本日東京タイムに突破したドル円には“ストップロス”が絡みやすいと見るのが自然です。
ただし週末(10日)には「米CPI」が予定されているだけに、「インフレ・ピークアウトの有無」を確認したいという意向が働きやすいのも、また事実です。

「日米金融当局の立ち位置の違い」がさらに増幅している格好ですので、“もう一段の上値追い”には十分に注意しておく必要があります。
ただ当該水準は「すでにオーバーシュートの域に到達」との認識は、やはり持っておく必要がありそうです。
もちろん“戻り売り”ではなく、“押し目買い”の戦略に沿いながらではありますが…。


◆ ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:133.000(大台、ピボット2ndレジスタンス)
上値4:132.462(ピボット1stレジスタンス)
上値3:132.390(02/4/15高値)
上値2:132.200(02/4/16高値、+2σ)
上値1:132.006(6/6高値、大台)
前営業日終値:131.901
下値1:131.595(6/6安値後の50%押し)
下値2:131.344(5/9高値《旧年初来高値》、6/6安値後の61.8%押し)
下値3:131.000(大台)
下値4:130.885(ピボット1stサポート)
下値5:130.672(5/24~6/6の23.6%押し)


◆ 豪ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:96.000(大台)
上値4:95.795(15/6/25高値、4/20高値、ピボット2ndレジスタンス)
上値3:95.582(4/21高値)
上値2:95.316(+2σ、ピボット1stレジスタンス)
上値1:94.995(6/6高値、大台)
前営業日終値:94.890
下値1:94.483(6/6安値後の50%押し)
下値2:94.315(6/6安値後の61.8%押し)
下値3:94.110(6/3安値、ピボット1stサポート)
下値4:94.000(大台)
下値5:93.772(6/6安値)


◆ ポンド円 抵抗・支持ライン

169.000(大台)
168.419(4/20高値)
168.000(大台)
167.911(4/21高値)
167.586(4/22高値)
167.000(大台)
166.000(大台)
165.478(6/6高値、+2σ)
前営業日終値:165.234
165.000(大台)
164.253(4/28高値)
164.075(6/3高値、大台)
163.735(日足・一目均衡表先行スパン上限、5/24~6/6の23.6%押し)
163.126(+1σ)
163.059(6/3安値、大台)
162.918(6/6安値)
162.621(5/24~6/6の38.2%押し)
162.526(日足・一目均衡表転換線)
162.116(6/2安値)
161.974(6/1安値、50日移動平均線、週足・一目均衡表転換線、大台)
161.704(5/12~6/6の38.2%押し、5/24~6/6の50%押し)
160.946(5/31安値、大台)

《10:55》
《11:45、テクニカルライン追記》

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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