◆ さらに“ストップロス”を絡めて… - “134円台”突破

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マネパ為替分析 日刊レポート

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“利益確定売り”に留意したいタイミング…!?

2022年06月09日

◆ さらに“ストップロス”を絡めて… - “134円台”突破

“円売り”が止まらない…。

「日米金融当局の立ち位置の違い」を背景にした“円売り安心感”は、昨日も高水準で維持されました。
このため“円全面安”の様相を示し、さらに“ストップロス”を絡めたドル円は、“2002年2月以来水準(134.478円)”へとさらに駆け上がっていきました。

一方で“3%超”はキープしているものの、米10年債利回りの上昇スピードは徐々に鈍化しつつあります。
このため“金利選好→ドル買い”が後を押すことはなく、ドル円がさらに勢いを増すには至りませんでした。


◆ 「日米金融当局の立ち位置の違い」がある限り…?

『急激な円安は好ましくない』としつつも、黒田日銀総裁は昨日も『安定的な円安は経済にとってプラス』との意向を示しました。
その上で『日銀は為替を政策目標にしていない』と述べるなど、事実上の“円安容認”まで示しています。
このため“円売り安心感”は維持されやすく、“2002年1月31日高値(135.150円)”を意識する動きが、本日も想定されるところです。


◆ それでも“様子見ムード”は漂いやすく、“知ったら終い”の可能性も…!?

ただ本日は「ECB理事会」が予定されており、明日には「米CPI」を控えるスケジュール感になります。
このため“様子見ムード”が蔓延する可能性があり、さらに“知ったら終い(事実で買い戻し)”となる可能性も指摘されるところです。
そしてマーケットというものは、“先んじて”が意識されやすいのも事実…?

「日米金融当局の立ち位置の違い」がある以上、基本的に“円売り安心感”は維持されると考えます。
それでも“利益確定売り”がいつ発生してもおかしくないタイミングであることは、やはり留意しておきたいところです。


◆ ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:136.000(大台)
上値4:135.658(ピボット2ndレジスタンス)
上値3:135.150(02/1/31高値)
上値2:135.010(02/2/11高値、02/2/27高値、大台、ピボット1stレジスタンス)
上値1:134.478(6/8高値)
前営業日終値:134.242
下値1:134.000(大台)
下値2:133.890(+2σ)
下値3:133.522(6/6~6/8の23.6%押し)
下値4:133.000(大台、ピボット1stサポート)
下値5:132.931(6/6~6/8の38.2%押し)


◆ 豪ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:98.000(大台)
上値4:97.534(ピボット2ndレジスタンス)
上値3:97.288(15/5/14高値)
上値2:96.972(15/6/3高値、大台、+2σ、ピボット1stレジスタンス)
上値1:96.886(6/8高値)
前営業日終値:96.553
下値1:96.151(6/6~6/8の23.6%押し)
下値2:96.000(大台)
下値3:95.905(ピボット1stサポート)
下値4:95.748(6/8安値、6/6~6/8の38.2%押し)
下値5:95.329(6/6~6/8の50%押し、ピボット2ndサポート)


◆ ポンド円 抵抗・支持ライン

171.000(大台)
170.615(16/2/8高値)
170.000(大台)
169.000(大台)
168.532(6/8高値)
前営業日終値:168.304
168.208(+2σ)
168.000(大台)
167.207(6/6~6/8の23.6%押し)
167.000(大台)
166.683(6/8安値)
166.387(6/6~6/8の38.2%押し)
166.000(大台)
165.725(6/6~6/8の50%押し)
165.149(6/7安値)
165.063(6/6~6/8の61.8%押し、大台)

《10:15》
《11:00、テクニカルライン追記》

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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