◆ 「インフレ・ピークアウト観測」は剥落…

注目の「米5月CPI」は、予想に反する“高い伸び(81年12月以来の+8.6%)”を記録しました。
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マネパ為替分析 日刊レポート

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“135円台”は目前、問題は“その後”…!?

2022年06月13日

◆ 「インフレ・ピークアウト観測」は剥落…

注目の「米5月CPI」は、予想に反する“高い伸び(81年12月以来の+8.6%)”を記録しました。
これは「インフレ・ピークアウト観測」を剥落させるには十分であり、「米大幅利上げは当面継続」との思惑を誘いました。
この影響にて米10年債利回りは“3.17%”へと上昇する中、主要通貨内で“最強通貨”としてのパフォーマンスを示しました。

一方で「米金融引き締め」は米株式にとって“ネガティブ”であり、NYダウは“急落(△880ドル)”しています。
このため“リスク回避→円買い”も台頭しており、円は主要通貨内で“ドルに次ぐパフォーマンス”を示しています。
こうして“綱引き(ドル買い⇔円買い)”となったドル円は、堅調推移ながらも上値が限定されているのが実状といえます。


◆ スケジュール的には“金利選好”がより一層意識されやすいが…?

それでもここまで来れば、“心理的な節目(135円ライン)”“チャート上の節目(02/1/31高値:135.155円)”を窺うと見るのが自然なところです。
問題はその後…?

今週はFOMCが予定されていますので、“金利選好→ドル買い(+円売り)”がより一層意識されやすいと見られます。
ただし「米6月利上げ」に関しては“0.50%”が既定路線であり、一部で期待される“0.75%利上げ”は期待薄…?
さらに先週末には「財務省・金融庁・日銀の3者会合」が行われており、改めて“円安けん制”も声明にて示された状況になります。
そうなると一旦の“材料出尽くし”が囃されやすく、前記したラインに到達した際は“高値達成感”が台頭してもおかしくない…?

バイアスは“上方向”にかかっており、“崩れる”気配は現時点で見られておりません。
ただ目先に関しては“利益確定売り”を意識すべきなのかもしれません。
もちろんそこは“押し目買い”で対峙する局面と考えますが…。


◆ ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:135.418(+2σ)
上値4:135.150(02/1/31高値、ピボット2ndレジスタンス)
上値3:135.010(02/2/11高値、02/2/27高値、大台)
上値2:134.822(ピボット1stレジスタンス)
上値1:134.555(6/9高値)
前営業日終値:134.423
下値1:134.173(6/10安値後の50%押し)
下値2:133.982(6/10安値後の61.8%押し、大台)
下値3:133.693(ピボット1stサポート)
下値4:133.362(6/10安値)
下値5:133.178(6/9安値)


◆ 豪ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:95.606(6/8~6/10の50%戻し)
上値4:95.526(6/10高値)
上値3:95.304(6/8~6/10の38.2%戻し、ピボット1stレジスタンス)
上値2:95.000(大台)
上値1:94.780(+1σ)
前営業日終値:94.676
下値1:94.326(6/10安値)
下値2:94.110(6/3安値、ピボット1stサポート)
下値3:93.966(5/24~6/8の38.2%押し、日足・一目均衡表転換線、大台)
下値4:93.772(6/6安値)
下値5:93.643(ピボット2ndサポート)


◆ ポンド円 抵抗・支持ライン

168.730(6/9高値)
168.545(+2σ)
168.002(6/10高値、大台)
167.891(6/9~6/10の76.4%戻し)
167.372(6/9~6/10の61.8%戻し)
166.953(6/9~6/10の50%戻し、大台)
166.683(6/8-9安値)
166.534(6/9~6/10の38.2%戻し)
166.000(大台、6/9~6/10の23.6%戻し)
前営業日終値:165.514(+1σ)
165.352(日足・一目均衡表転換線)
165.149(6/7安値、6/10安値、6/6~6/9の61.8%押し)
165.000(大台)
164.253(4/28高値)
164.075(6/3高値、大台)
163.714(5/12~6/9の38.2%押し)
163.059(6/3安値、大台)
162.918(6/6安値、日足・一目均衡表先行スパン上限)
162.558(50日/20日移動平均線)
162.116(6/2安値、日足・一目均衡表基準線、5/12~6/9の50%押し)

《10:20》
《11:30、テクニカルライン追記》

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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