◆ “円買い(戻し)”が進行… - 一時134円前半

昨日は弱めの欧経済指標を背景に、「欧州経済に強いブレーキ」との見方が強まりました。
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マネパ為替分析 日刊レポート

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ここからは“押し目買い”で…!?

2022年06月24日

◆ “円買い(戻し)”が進行… - 一時134円前半

昨日は弱めの欧経済指標を背景に、「欧州経済に強いブレーキ」との見方が強まりました。
このため“ユーロ売り”が進行し、“円買い(戻し)”が際立ちました。
次いで米経済指標も弱めとなったことをから、“ドル売り”も目立ちました。
このため消去法的に“円買い”がさらに促される格好となり、米10年債利回りが“3.00%”へと急低下を見せる中、ストップロスを絡めたドル円は“134.265円”へと押し下げられていきました。


◆ それでも“円売り”が後退したわけではない…

もっとも「日米金融当局の立ち位置の違い」は抗いようのない事実であり、“円買い”がそこからさらに進行することはありませんでした。
またメキシコ(0.75%)等が利上げを相次いで実施したこともあり、「日銀の緩和姿勢維持(円売り)」を改めて意識させた印象も否めないところです。
このため一巡後は緩やかに値を戻し、“135円付近(終値は134.976円)”で昨日の取引を終えています。


◆ “週末”に加え、すでに“いい水準”まで押した…?

もちろん“一旦の上値達成感”が一気に表面化した格好ですので、仮に米10年債利回りが“心理的節目(3.00%)”を明確に割り込めば、“もう一段の円買い戻し”も否めないところがあるのが事実です。
しかし本日は“週末”であり、ポジション調整を除いた“ドル売り”“円買い”は台頭しづらいと見るのが自然です。
また“6/16~6/22の38.2%押し(134.709円)”にはすでに到達し、“同50%押し(134.093円)”も昨日安値からはすぐ下といった位置関係でもあります。

株式/債券の行方を睨みつつ、センチメントの揺れ動きを確認しながらになりますが、“もう一段の円買い戻し”と見るには、少々“力不足”と考えたいところです。
…となるとここから先は、再び“押し目買い”でいい…?


◆ ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:136.206(6/23高値)
上値4:136.000(大台、ピボット1stレジスタンス)
上値3:135.772(6/22~6/23の61.8%戻し、+1σ)
上値2:135.485(6/22~6/23の50%戻し)
上値1:135.197(6/22~6/23の38.2%戻し)
前営業日終値:134.976(大台)
下値1:134.748(6/23安値後の50%押し)
下値2:134.634(6/23安値後の61.8%押し)
下値3:134.493(6/23安値後の76.4%押し)
下値4:134.265(6/23安値)
下値5:134.093(6/16~6/22の50%押し、日足・一目均衡表転換線、ピボット1stサポート)


◆ 豪ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:94.000(大台、6/21~6/23の50%戻し、20日移動平均線、ピボット1stレジスタンス)
上値4:93.757(6/23欧州タイム高値)
上値3:93.664(6/21~6/23の38.2%戻し、日足・一目均衡表転換線)
上値2:93.560(6/23NYタイム高値)
上値1:93.273(6/21~6/23の23.6%戻し)
前営業日終値:93.052(日足・一目均衡表基準線、大台)
下値1:92.641(6/23安値)
下値2:92.491(50日移動平均線、-2σ)
下値3:92.351(ピボット1stサポート)
下値4:92.096(週足・一目均衡表転換線)
下値5:91.959(6/16安値、大台)


◆ ポンド円 抵抗・支持ライン

168.730(6/9高値)
168.002(6/10高値、大台)
167.808(6/22高値)
167.442(6/22NYタイム高値《6/22高値後の戻り高値》)
167.023(6/23高値、大台)
166.785(+1σ)
166.610(6/21~6/23の61.8%戻し)
166.239(6/21~6/23の50%戻し)
166.000(大台)
165.867(6/21~6/23の38.2%戻し)
前営業日終値:165.484
165.000(大台)
164.663(6/23安値、20日移動平均線)
164.465(6/20安値)
164.000(大台)
163.905(6/16~6/21の50%押し、日足・一目均衡表転換線)
163.365(日足・一目均衡表基準線)
162.988(6/17安値、6/16~6/21の61.8%押し、大台)
162.844(50日移動平均線)
162.287(-1σ)

《10:35》
《11:30、テクニカルライン追記》

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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