◆ 高値更新 - “158円半ば”

 『トランプ次期大統領、緊急事態宣言を検討』

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マネパ為替分析 日刊レポート

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ただ“ここからの上値模索”は一旦抑制される…!?

2025年01月09日

◆ 高値更新 - “158円半ば”

 『トランプ次期大統領、緊急事態宣言を検討』

“議会の承認なし”で新関税導入が可能となるこのアプローチ検討を背景に、米10年債利回りは“24/4/25以来水準(→4.73%)”へと上昇しました。
つれてドル円も“24/7/17以来水準(158.560円)”へと駆け上がりましたが、昨日発表の米雇用関連指標は“強弱マチマチ(ADP雇用統計は予想を下回る+12.2万人/新規失業保険申請件数は前週比△1.0万件の21.1万件)”となりました。
このため“方向感定まる”に至ることはなく、その後は“利益確定売り”に上値を押さえられているのが実状といえます。


◆ それでも日米共に“決め手に欠く”だけに…?

本日は「カーター元大統領追悼の日」となるため、基本的に“米国市場休場”となります。
このため“流動性低下”が想定されますが、明日には注目の「米雇用統計」を控えています。
そうなると“ドル買い”には安心感が灯りつつあるものの、“仕掛け的な動き”は抑制される可能性が否めない…?

一方で「日銀1月利上げ」に関しては“まだ高まっていない”というのが実状ですが、来週14日には「氷見野日銀副総裁講演」が控えています。
このため“円売り優勢”といった流れは意識されやすいものの、「介入催促相場」を地で往くような“円売り”は仕掛けづらいと見るのが妥当なところ…?

“頭打ち→反落”となるかは微妙といわざるを得ませんが、“ここからの上値模索”に関しては一旦抑制されると見ておくべきかもしれませんね。


◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。

160.247(+2σ)
160.000(大台)
159.441(7/12高値)
159.319(ピボットハイブレイクアウト)
上値5:159.000(大台)
上値4:158.939(ピボット2ndレジスタンス)
上値3:158.850(7/16高値)
上値2:158.623(7/17高値、ピボット1stレジスタンス)
上値1:158.560(1/8高値)
前営業日終値:158.364(+1σ)
下値1:158.000(大台、1/6~1/8の23.6%押し、ピボット1stサポート)
下値2:157.893(1/8安値)
下値3:157.667(1/6~1/8の38.2%押し、ピボット2ndサポート)
下値4:157.358(1/7安値、1/6~1/8の50%押し、ピボットローブレイクアウト)
下値5:157.288(日足・一目均衡表転換線)
157.116(1/6~1/8の61.8%押し)
157.000(大台)
156.775(1/6~1/8の76.4%押し)
156.567(20日移動平均線)
156.429(1/2安値)
156.223(1/6安値)
156.082(週足・一目均衡表先行スパン上限)


◆ 豪ドル円 抵抗・支持ライン

99.320(ピボットハイブレイクアウト)
99.217(11/27高値、11/20~12/6の61.8%戻し)
99.172(1/7高値、日足・一目均衡表先行スパン上限)
99.000(大台、ピボット2ndレジスタンス)
上値5:98.922(+2σ)
上値4:98.814(日足・一目均衡表先行スパン下限)
上値3:98.722(100日移動平均線、ピボット1stレジスタンス)
上値2:98.655(1/8高値、週足・一目均衡表基準線)
上値1:98.538(週足・一目均衡表転換線、20週移動平均線)
前営業日終値:98.439(+1σ)
下値1:98.106(ピボット1stサポート)
下値2:98.048(1/8安値、日足・一目均衡表転換線、大台)
下値3:97.848(20日移動平均線、ピボット2ndサポート)
下値4:97.554(1/6安値)
下値5:97.488(1/3安値、ピボットローブレイクアウト)
97.347(日足・一目均衡表基準線)
97.257(-1σ)
97.054(1/2安値、大台)


◆ ポンド円 抵抗・支持ライン

198.791(+2σ)
198.254(1/7高値)
198.000(大台)
197.544(1/8高値)
197.439(+1σ)
197.057(1/7~1/8の61.8%戻し、大台)
196.687(1/7~1/8の50%戻し)
196.317(1/7~1/8の38.2%戻し)
196.171(20日移動平均線)
196.000(大台)
前営業日終値:195.780
195.396(200日移動平均線)
195.286(50日移動平均線)
195.120(1/8安値)
195.000(大台)
194.815(1/6安値)
194.735(-1σ)
194.636(1/3安値)
194.200(1/2安値、日足・一目均衡表基準線、50週移動平均線)
194.065(12/19安値)
193.948(日足・一目均衡表先行スパン上限、大台)
193.778(100日移動平均線)
193.634(12/16安値)
193.514(12/3~12/19の50%押し、週足・一目均衡表転換線)

《10:55》
《11:35、テクニカルライン追記》

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。

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