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今週の為替相場、武市はこう見る

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今週の為替相場、武市はこう見る [2019年6月24日(月)]

2019年06月24日

注目のFOMC(米連邦公開市場委員会)は「据え置き」としたものの、ドットチャートでは「年内利下げ予想が増加(前回0人⇒今回8人)」しました。
また声明では「『忍耐強く』との文言削除」が行われ、マーケットこれを“ハト派(早期利下げを示唆)”と受け止めました。
「米金利先安観」はさらに高まり、“108円”を割り込んだドル円は、21日には“107.047円”へと一時売り込まれています。

一方で“107円ライン”を割り込むことはなく、“下げ渋り”の後は“買い戻し”が次第に勝っていきました。
好内容の欧PMIを背景に「ユーロ円が堅調推移」となったことも、こうした動きを“後押し”した印象があります。
ただし「FRB要人のハト派発言」は相次いでいますので、「米利下げ観測」が払拭されたわけではありません。
このため“買い戻し”一巡後は、再び“107円前半”へ値を落とすなど、“上値の重さ”も相変わらずといった状況といえます。

「米利下げ観測」は“ドル売り”を促す要因ですので、“上値の重さ”は否めないところがあるのは事実です。
しかし“株高や金価格上昇”を促す要因と考えれば、最も警戒すべき“リスク回避の円買い”は抑制されると見ることが可能です。
また“その他通貨を押し上げる”要因でもありますので、“クロス円上昇”を通じてドル円を押し上げる可能性も残ります。
事実、先週末のドル円反発は、「ユーロ円堅調推移」の影響を多分に受けたと考えるのが自然といえます。

さらに今週末は「G20(主要20か国・地域首脳会合)」「米中首脳会談」が予定されています。
こうしたイベント前には「突っ込んだ動きは手控える」と見るのが自然ですので、「懸念は燻り続ける(上値は重い)」ものの、“さらなる下値追い”には疑問も残ります。
特に金利先物がすでに織り込んだのは「年3回利下げ」、しかしパウエルFRB議長が示唆したのは「予防的利下げ」、それも「可能性」ですので、現時点ではやはり“往き過ぎ(織り込み過ぎ)”…?

テクニカル悪化から「さらなる下値追い」は想定せざるを得ないものの、「そうは下がらない(悲観する必要なし)」と見て、神経質な揺れ動きに備えたいところです。

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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