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今週の為替相場、武市はこう見る

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今週の為替相場、武市はこう見る [2019年9月17日(火)]

2019年09月17日

“リスク回避の巻き戻し”は続き、「8/1以降のレンジ(105-107円)」を突破したドル円は、“108円台”へと駆け上がりました。
一方で「8月急落前のレンジ(107-109円)」を窺うほどの勢いは現時点では見られておらず、
そうこうする内に、“リスク回避姿勢”は再び息を吹き返しました。

 『サウジアラビアの石油施設が攻撃』

 この報道を機に、“中東リスク(地政学的リスク)”がにわかに台頭したからです。
原油が急騰する中、週初オープニングのドル円は“窓空け(ギャップダウン)スタート”を演じています。

一方で当該“リスク回避姿勢”は、“円買い”のみならず、“ドル買い”をも促す要因となります。
特に欧州通貨に対しては“ドル買い”が勢いで上回っている印象があり、“一方通行的な動き”にドル円は発展しておりません。
一時“107.50円水準”へと下落する場面が見られたものの、すぐさま“108円台”へ押し戻されているのが実状です。

確かに「中東情勢悪化」は“大きなリスク回避要因”ですが、一方で「米国株」の下落は限定されており、「米10年債」も大きく買われた印象はありません。
「VIX指数(いわゆる恐怖指数)」もそれほど上昇していないのは、やはり今週最大のテーマが「FOMC」だからと見るのが自然ということになります。

その「FOMC」ですが、前のめり的に織り込まれてきた「過度な米利下げ観測」は後退しています。
代わって「据え置き」との見方が台頭(金利先物の確率は8%台⇒34%台へと上昇)しており、これが現在の下値を支える要因として機能している印象があります。
「25bp利下げ」が大勢を占める状況に変化はありませんが、前記“リスク回避の割にしっかり”との思惑とつながることがあれば…?

もう一つ予定される「今週のイベント(日銀金融政策決定会合)」でも“追加緩和”、少なくとも“追加緩和の示唆”が見込まれています。
あとは“結果次第”であり、それまでは“動きづらい”ともいえますが、「円売りに拍車がかかりやすい」情勢であることは、頭の片隅に残しておきたいところです。


※月曜日が日本の祝日の際は、翌営業日の更新となります。

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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