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今週の為替相場、武市はこう見る

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今週の為替相場、武市はこう見る [2019年9月24日(火)]

2019年09月24日

ECBの「追加緩和」に続き、FOMCは「利下げ(25bp)」を実施しました。
しかし“ほぼ満額回答”となった前者が「さらなる追加緩和期待の剥落」につながったように、“予想通り”となった後者は「タカ派寄り」と受け止められました。
特に「金利見通し(ドット・チャート)」にて“今回利下げですでに中央値に到達”ということが示されたことから、ドルは買い戻しが優勢となっています。

一方で日銀会合は「据え置き」とされましたが、“次回の追加緩和期待”は維持されています。
このため発表直後こそ“円買い戻し”が先行したものの、金利格差の面から“円上げ渋り”が目立ち始めています。
週末に「米中貿易摩擦懸念」が再燃し、「欧州景況感悪化」も台頭した割に“リスク回避⇒円買い”が進行していないのは、このためです。

一連の「金融政策イベント」を終えたことで、マーケットは“次の材料”を探っている印象がありますが、ただ今週発表の経済指標は「先週より小粒」の印象が否めません。
国連総会に絡んで「要人発言(特に米中・日米…)」が跳び出す可能性はゼロではありませんが、日米は「自動車関税を除いて概ね合意済」、米中は「来月初の閣僚級会合が本番」と見られますので、「方向感が定まるか」といわれれば…?

テクニカル的には“9/23高値&9/18~9/23の38.2%戻し(107.762円)”“100日移動平均線&日足・一目均衡表転換線&同50%戻し(107.884円)”が上値を押さえていますので、“9/18~9/23の61.8%戻し&大台(108.000円)”は「近くて遠い存在」といわざるを得ません。
一方“昨日安値&20日移動平均線(107.311円)”“9/10安値&日足・一目均衡表先行スパン上限(107.183円)”“9/3~9/18の50%押し&50日移動平均線(107.108円)”が下値を支えていることを考えれば、“レンジ下限&大台(107.000円)”も「同様(近くて遠い存在)」と考えられるところです。

先走り的に織り込んできた「米利下げ観測」が払拭されていない以上、“もう一段の巻き戻し”は十分に期待できる局面とは考えます。
しかし今週に関しては“材料不足”と見ざるを得ませんので、“動きづらい(方向性を探る)”を地で往く展開を想定しておくべきかもしれません。
突発的に跳び出す「ヘッドライン(特に米中絡み…)」への警戒を緩めないようにしながら…?

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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