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今週の為替相場、武市はこう見る

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今週の為替相場、武市はこう見る [2019年12月16日(月)]

2019年12月16日

一時“108.456円”へと下押す場面も見られましたが、週末(13日)には“109.703円”へと上値を伸ばす場面も見せています。

下押した主な要因は、「FOMC」でした。
“据え置き”は大方の予想通りだったものの、その内容は“タカ派(「不確実性は続いている」との文言削除)”と“ハト派(金利見通しは「2020年は現行水準と変わらず」)”が混在していたからです。
そしてマーケットは“より後者(ハト派)”に反応し、冒頭の下押しへとつながりました。

一方で上値を伸ばしたのは、「米中懸念」「Brexit懸念」の後退でした。
長らくマーケットテーマとなっていた“2大リスク”が後退したことで、「センチメントは改善」しています。
ただし“12/2高値(109.726円)”を越えるには至っておらず、その後は“109円前半”へと緩やかに押し戻されていきました。
これは「週末」ということもありましたが、「好材料出尽くし」の可能性を鑑みたものと見られます。

こうしてマーケットは「センチメント改善 VS 好材料出尽くし」と、新たなステージに移行した印象があります。
そうした中で前記“12/2高値(109.726円)”を突破すれば、「上放れ(110円回復)」への期待は膨らむと見られるところです。
反面“109円の大台ライン-12/9~12/13の61.8%押し(108.918円)”を割り込むようなことがあると、「上昇一服感」はさらに増幅すると見るのが自然ということになります。

“クリスマス~年末・年始”へと向かうスケジュール感を考えれば、「新たなポジション構築」は割り引いて考える必要があります。
一方で長らく懸念されてきたリスクが“同時に2つも”後退したという事実は、「センチメントの改善」がさらに進行する可能性があります。

ビッグイベント通過から「目先は様子見」へと再び陥る可能性も否めませんが、今週は「センチメント改善 VS 好材料出尽くし」をしっかりと見極める必要がありそうです。
前記「テクニカルを巡る攻防戦」を勘案しながら…。

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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