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今週の為替相場、武市はこう見る

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今週の為替相場、武市はこう見る [2020年03月02日(月)]

2020年03月02日


懸念していた「さらに大きなネガティブ」が、先週はマーケットを席巻しました。

「株安の連鎖」は止まる気配を見せず、依然としてマーケットは「リスク回避姿勢」に包まれています。
NYダウが“史上最大の下げ幅(1190ドル安)”を記録、米10年国債利回りが“史上最低水準を更新(1.24%台)”する中、ドル円は“107.343円”へと売り込まれました。

マーケットは「悲観論一色」であり、「売りが売りを呼ぶ」展開になっていることを考えれば、「先行きが見通せない」というのが実状といえます。
このため下値メドも見えづらく、疑心暗鬼に囚われているのが実状です。

ただ先週末には、パウエルFRB議長が「米利下げ」を示唆しており、これを見てNYダウは引け間際に下げ幅を急速に縮めたという経緯があります。
今朝方は再び「リスク回避姿勢」へと傾斜しましたが、これは29日に発表された「中国製造業/サービス業PMIの急悪化(35.7/29.6)」が原因と見られます。
しかし本日発表された「中国Caixin製造業PMI(40.3)」はそこまで悪化しておらず、“巻き戻し”が発生しやすい状況ともいえます。

「株価動向次第」は変わらず、「先行きが見えない」というのも変化はありません。
このため「安易な買い拾いは禁物」といわざるを得ないのは、事実です。
しかしドル円に関しては「(112円台で)過熱感はそれほどでもなかった(台頭していなかった)」という経緯もあります。
「イメージは下方向」という状況であり、「米利下げ」あるいは日・欧を含む「世界各国を巻き込んだ協調緩和(利下げ)」への期待(効果)を見極めながらということになりますが、「過度な悲観への傾斜もリスク」という認識をそろそろ持っておく必要はありそうです。

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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