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今週の為替相場、武市はこう見る

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今週の為替相場、武市はこう見る [2020年06月01日(月)]

2020年06月01日

「米中懸念活発化(リスク回避)」は大きくは深化しなかったものの、それでも“根強い”ものがあります。
一方で「経済活動再開期待(リスク選好)」は先行していますが、“上値が重い”を払拭するには至っておりません。
このため前週(5/18週)に“107円台”へと切り上げたドル円でしたが、先週はその“107円台”から抜け出すことはできませんでした。

月替わりで「月末要因(ドル売りフロー)」が剥落した事実を鑑みれば、今週は“上方ブレイク”が期待できるスケジュール感ともいえます。
「米中懸念」も燻り続けると見られますが、「具体的な制裁」にトランプ米大統領が踏み込むことはありませんでした。
「感染第2波」への懸念は根強いものの、“織り込み済”の感があることを考えれば「経済活動再開」への期待が勝ると考えることも可能ということになります。

まず目先の障害と見られるのは、「日銀短観レート(3月時は107.98円)」です。
“上値の重さ”が意識されやすく、これが行く手を阻んでいるのが実状です。
しかし先週も記したように、“日足・一目均衡表先行スパンの雲上限(本日は108.410円)”が緩やかに“下降”し始めています。
「レンジ推移は継続」と考えれば“レンジ上限が再低下(より上値が重い)”となりますが、「上抜け/下抜け」で考えれば“抜けやすくなった”と見ることも可能です。
そして“雲の下限は横ばい(106.697円)”が続くことを考えれば、“上抜け(少なくとも下値の堅さ維持)”と見ることも…?

「米中懸念」「経済活動再開」「感染第2波」に加えて、新たに「米抗議デモ拡大(白人警官の暴行事件)」も台頭してきていますので、“リスク選好”に傾斜し切るかは微妙といわざるを得ません。
それでも今週は「方向感定まらず」の中、「抜けるならば上方向」への期待は増しそうに思います。
それらを頭の片隅に残しつつ、「各国PMI」 あるいは「米雇用統計」の成り行きを見極めたいところです。

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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