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今週の為替相場、武市はこう見る

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今週の為替相場、武市はこう見る [2020年10月26日(月)]

2020年10月26日

先週は「コロナワクチン開発」「米追加景気対策」への期待感が“下値を支え”、一方で「新型コロナ感染再拡大」「米大統領選」への警戒感が“上値を押さえる”展開でした。
しかし「Brexit交渉」への期待が重なったこともあり、週央(21日)には“リスク選好ムード”がにわかに台頭しました。
ただ本来であれば「綱引き(ドル⇔円)」となるはずのドル円ですが、この際は「ドル主導になりやすい時間帯(NYタイム)」ということもあって、より“ドル売り”が頭をもたげました。
レンジを“下放れ”した格好となるドル円は、一時“104.343円”へと急落しています。

一方で“下方向”に膨らませた変動エネルギーを吐き出したにしては、意外と“底堅さ”が意識されています。
このため現時点で“さらなる下値追い”には発展しておらず、その後は“緩やかな買い戻し”も目立ち始めています。

先週には「米大統領選・最後のTV討論会(10/22)」が行われ、来週にはその「米大統領選(11/3)」のみならず、「FOMC(11/4-5)」「米雇用統計(11/6)」も予定されています。
しかし今週は“その谷間”の印象が強く、「目ぼしい米国関連イベント」は不在となっています。

「米大統領選」への思惑は“浮き沈み”するでしょうが、それで「方向性が定まる」とは考えづらい(可能性は極めて低い)…。
一方で「米追加景気対策」が合意されれば、「方向性は定まる」と見られますが、こちらは大統領選前の合意そのものの可能性が乏しい…。
「コロナ感染再拡大」は予断を許しませんが、主戦場が“欧州”という状況だけに、“有事のドル買い”となって下値を支えてもおかしくない…。

「方向性が定まる」可能性は低いと見られる今週ですが、「このまま下値を試す可能性は低い」、どちらかといえば「上値は重いが、ジリジリと値を戻す」を基本としながら、揺れ動くセンチメントを見極めたいところです

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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