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今週の為替相場、武市はこう見る

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今週の為替相場、武市はこう見る [2020年12月14日(月)]

2020年12月14日

先週のドル円は、週央にかけて“104.578円”へジリジリと上値を伸ばす場面を見せました。
しかし“上値の重さ”は相変わらずであり、週末には“103.826円”へと値を落としています。
一方で“11/18安値or12/3安値(103.651-670円)”を割り込むほどの勢いはなく、“下値の堅さ”も相変わらずでした。
「合意なきBrexit(無秩序なBrexit)」「米追加経済対策」「コロナ感染拡大」「コロナワクチン接種開始」…。
様々な材料(期待・懸念)で揺れ動きはしているものの、「方向感定まらず」から抜け出すことはありませんでした。

“リスク選好/回避”そのものが定まらない中、“綱引き(リスク選好時はドル売り⇔円売り/リスク回避時はドル買い⇔円買い)”という特殊要因もドル円は抱えています。
このため「方向感定まらず」は継続しやすく、「次なる方向性を模索」「それまでは膠着しやすい」は今週も継続する可能性が否めないところがあります。

ただ今週は「FOMC(15-16日)」予定されています。
資産購入に関して「その期間に新たなフォワードガイダンス」を示し、「長期金利低下」により圧力をかけることで、「景気下支え」を図る可能性が指摘されているからです。
概ね“織り込み済”とは見られますが、内容ならびにマーケットの反応には十分に注意しておく必要がありそうです。

もう一つ、「合意なきBrexit」は“時間な余裕”がすでに残っておりません。
“13日には決着”とされた交渉も、物別れに終わったからです。
“継続審議”とはされることから期待感は残存するものの、「欧州議会本会議(14-17日)」での批准・承認手続きは“実質、無理”…?
そうなるとこちらも“織り込み済”とは見られるものの、「無秩序なBrexit」となった際の破壊力は未知数…?

ドル円のテクニカルを見ると、“200月移動平均線(本日は103.894円)”では支えられ、上回る場面こそ見られる“20日移動平均線(同104.154円)”も終値ベースでは押さえられているという格好になります。
膠着の典型といえますが、一方でユーロドルは“買われ過ぎ(過熱感)”が漂いつつあります。
「方向感定まらず」からはまだ抜け出せてはいませんが、刻一刻と「どちらかに突破」という場面が近づいているのかもしれませんので、注意しておきたいところです。
“ドル売り”がかなり溜まっている状況ですので、個人的には“上方向”を期待しながら…。

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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