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今週の為替相場、武市はこう見る

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今週の為替相場、武市はこう見る [2021年07月05日(月)]

2021年07月05日

「実需の四半期末/月末フロー」は、想定以上の“ドル買い”へとつながりました。
「米雇用統計」に向けては“さらなる上値試し”も優勢となり、“年初来高値を更新”したドル円は“111.659円”へと駆け上がりました。

一方でその「米雇用統計」は、非農業部門雇用者数が“好内容(+85.0万人)”となったものの、失業率が“予想に反する上昇(5.9%)”となりました。
このため「米早期テーパリング観測」が再燃するには至らず、ファーストアクションこそ“ドル買い”で反応したものの、その後は一貫して“ドル売り”が目立ちました。
「米10年国債利回り低下(一時1.426%)」も足を引っ張った格好であり、“111円割れ”へと値を落とす場面も見られています。

もっとも米株式にとって利回り低下は“ポジティブ”な要因であり、NYダウ・ナスダック・S&P500はいずれも“史上最高値更新”へとつながっています。
こうして“リスク選好→円売り”が下値を支える格好で機能するなど、“崩れる”には至らないまま、先週末の取引を終えています。

“110.951円”で下げ渋った先週末の動きを考えれば、“110円後半”では「ドル買いニーズ」が根強いことが窺えるところです。
このため再び“上値試し”に発展する展開が期待されるところですが、一方で“過熱感”が短期的には意識され得るのも事実です。

テクニカル的に見ると、“20/3/24高値(111.710円)”を突破できれば、“20/2/20高値(112.219円)”を経て、“19/4/24高値(112.398円)”まで一気に上昇してもおかしくないところです。
一方で日足・一目均衡表先行スパンの雲には、「トレンド転換のシグナル」ともされる“ネジレ(6日)”が生じています。
オシレータ系テクニカルにも“往き過ぎ感”が見え隠れする中、これがどのように機能するか…?

基本的には「方向感定まらず」を前提とし、「底堅い」が前面に押し出された展開を想定しますが、一旦「ポジション調整(反落)」となるケースも想定しておくべきかもしれませんね。
もっともそうした場面があれば「絶好の押し目買いチャンス」として、引き続き向き合いたいところですが…。

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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