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今週の為替相場、武市はこう見る

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今週の為替相場、武市はこう見る [2021年10月18日(月)]

2021年10月18日

米雇用統計をキッカケに“それまでの年初来高値(112.080円)”を突破すると、あれよあれよという間に週末15日には“114.460円”へと駆け上がりました。

「米金融正常化(テーパリング)」を織り込む動きは続いており、“金利選好→ドル買い”が進行しています。
一方でデフレ圧力が残る日本には『テーパリングはまだまだ先』との思惑が働きやすく、“金利選好→円売り”が進行した面も否めないところがあります。
さらに「資源価格上昇」が「本邦貿易収支悪化」への思惑を誘いやすく、“円売り”には安心感さえ台頭している面が否めないところです。

一方で後を押した要因として、もう一つ「スピード違反」もありました。
“ドル買い遅れ”が促され、それが相対的に“利益確定売り”を減退させ、“さらなる上昇”につながったという面が否めないからです。

しかしながらそのキッカケになったのは、「“112円台”の素通り」でした。
“わずか24時間弱”で“112円台”を通過した動きから台頭した思惑ですが、そこからすでに“2.5円超”の上昇を見せてきたという現実があります。
さらに“チャート上の節目(114.548円)/心理的な節目(115.00円)”が目前に迫る現状では、いつ「上昇往き過ぎ感」が湧き出してもおかしくない…?

前記「米金融正常化(テーパリング)」を織り込む動きや、「資源価格上昇」を背景にした“円売り”が続く中、センチメントは“上方向”に向かいやすいと見るのが自然です。
このため今週は「“115円回復”が意識される」と見るのが妥当ではありますが、ここから先は“高値を付いていく”を手控えるのは元より、“押し目買い”にも慎重姿勢で臨みたいところです。
もちろんそれ以上に慎重にならざるを得ないのは、“戻り売り”であることに変わりはませんが…。

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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