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今週の為替相場、武市はこう見る

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今週の為替相場、武市はこう見る [2022年1月31日(月)]

2022年01月31日

筆者の予想に反して、注目のFOMCは“タカ派寄り”となりました。
特にパウエルFRB議長の『(利上げペースは)何も決まっていない』発言は、「0.50%利上げを否定せず」と捉えられました。
こうして米10年債利回りは“上昇”したものの、米株式が“大幅下落”となっており、リスクセンチメントは悪化しています。

この「対話を放棄」をしたかにも見える発言は、マーケットに大きな動揺をもたらしました。
特に「オミクロン株の感染拡大」「ウクライナ情勢悪化」も重なっているだけに、その度合いは大きかったといわざるを得ないところがあります。
このため“金利選好→ドル買い”は先行していますが、“リスク回避→円買い”が上値を押さえ込んでいるというのが、実際のところといえます。

もっとも今週は、明日の「ISM製造業景況指数」を皮切りにして、主だった米経済指標が目白押しとなっています。
特に「ECB理事会」「BOE金融政策委員会」も予定されていますので、米欧・米英(もちろん欧英も…)の「金融当局の立ち位置の違い」が思惑になりやすく、それを背景に揺れ動いてもおかしくないところです。

さらに注目しておかなければならないのは、本日より「中国市場が休場(春節)」となるスケジュール感です。
そうなると“流動性低下”は必至であり、“些細な要因で揺れ動く”にも目を配らなければならないことになります。

後は「結果を一つ一つ確認」というフローに移行すると見られますが、「米金利先高観」がドル円を必ずしも押し上げる要因という訳ではないことは、皆さんもご承知の通りです。
米債券ならびに米株式の動向を睨みながらにはなりますが、基本は“膠着(揺れ動き)”つまり“方向感定まらず”は続くと見るのが、現時点では妥当といえるかもしれませんね。

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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