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今週の為替相場、武市はこう見る

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今週の為替相場、武市はこう見る [2022年3月22日(火)]

2022年03月22日

注目のFOMCでは「0.25%利上げ」が決定され、また金利見通しでは「年内6回利上げ」が示唆されました。
総じて“タカ派寄り”となった中、米10年債利回りは上昇傾向を続けています。
一方で日銀金融政策決定会合は「据え置き(現状維持)」となり、「日米金融当局の立ち位置の違い」が改めて意識されています。
さらに「ウクライナ情勢」は混沌としているものの、当初の“リスク回避→円買い”は影を潜め、変わって国際商品高騰に伴う“本邦貿易赤字拡大→円売り”が目立ち始めています。
こうして「日米金利格差拡大」が再テーマ化する中、到頭、ドル円は“120円ライン”に到達しています。

「インフレ高止まりリスク」を強く警戒するなど、“タカ派”へと大きく舵を切った米FRB。
一方で日銀は“(据え置き以外に)選択肢がない”という状況だけに、「日米金利格差拡大」には安心感が付きまとっています。
これが現在の“ドル買い+円売り”へとつながっているわけですが、もう一つ、現在は「実需フロー」が関係していると見られます。

期末を控えていることで、現在は「実需フロー」が活発化しています。
そして直近の上昇を踏まえて、“(ドルの)買い方”が慌てているというのが実状になります。
一方で“(ドルの)売り方”は高い水準で待ち構えているといった感じで応対しているようですが、時の流れは平等であり、その期日は刻一刻と迫ってきています。
そしてフローは「“ドル買い/ドル売り”共に旺盛」という実状を踏まえれば、“高みの見物”的な立場にある後者にも、いつ尻に火がついてもおかしくない…?

「物価関連の米経済指標」が今週は予定されていませんので、現在進行する「米大幅利上げ」への思惑が、どこまで継続するかは未知数と言わざるを得ません。
一方でオシレーター系テクニカルは“買われ過ぎ”を示しており、今朝方の大台到達にて“一旦の達成感”がいつ台頭してもおかしくない状況でもあります。

「日米金利格差拡大」という“安心感”はついて回ると見られますが、ここからの“上値追い”は慎重に対処する必要有。
逆に“利益確定売り”に対して、細心の注意をもって対峙する必要がありそうです。

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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