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今週の為替相場、武市はこう見る

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今週の為替相場、武市はこう見る [2022年3月28日(月)]

2022年03月28日

先週初には“119円前半”で推移していたドル円は、翌22日に“120円の大台”を突破しました。
そしてあれよあれよという間に、“123円台”へと上値を伸ばしています。
まさに“想定以上”の上昇であり、“驚異的なスピード”を伴う上昇といえそうです。

上昇の背景にはいくつかの要因がありますが、その中でも最も大きいものはやはり「日米金利格差」と見られます。
FRBが“タカ派姿勢”を一層強める中、米10年債利回りは“2.5%台”に到達しました。
一方で日銀は“ハト派姿勢”を崩しておらず、「日米金利格差」は広がるばかりです。
これが“円売り”への安心感を誘い、前週も記した「期末絡みの実需フロー」とつながることで、冒頭で記した“驚異的なスピード”を伴う上昇につながったと見られます。

間もなく「期替わり(日本は年度替わり)」を迎えるスケジュール感を考えると、「期末絡みの実需フロー」はそろそろ一服すると見るのが自然です。
また週末には「米雇用統計」が控えていますので、その面からも“様子見(膠着)”になってもおかしくないところです。
それでも過去の例を見る限り、「金融政策絡み」の動意は“息が長い”になりやすく、そして今回のキッカケは「米金融政策の大転換」という現実があります。

冒頭で記した“驚異的なスピード”は「短期的な過熱感」を誘いやすく、先週末のような『日銀、指し値オペ実施せず』等でも跳び出せば、すぐさま“122.435円→121.174円”に急落するような状況といえます。
このため“さらなる上値追い”は躊躇される可能性は高く、値頃感から“戻り売り”も入りやすいと見らるのが自然です。
それでも前記した前提を踏まえれば、「流れが変わる(頭打ち)」と判断するのは早計…?

“(高いところを)ついていく”ができないのであれば、“押し目買い”で挑むしかありません。
しかし昔からいわれる相場格言には、“押し目待ちに押し目なし”というのもあります。
“売りやすく”、それでいて“買いにくい”という状況ですが、だからこそ“買いから入る”が実は正解なのかもしれません。
もちろん“ポジション調整”は入りやすいと見られますので、“ストップロス”の設定等、「リスク管理」は必須ということになりますが…。

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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