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今週の為替相場、武市はこう見る

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今週の為替相場、武市はこう見る [2022年10月24日(月)]

2022年10月24日

「米大幅利上げ継続」への思惑から、先週はじわりじわりと上値を模索する展開でした。
一方で期待された「ドル売り介入」は一向に入る気配を見せず、到頭、週末21日には“151.952円”にまで駆け上がる動きが見られました。
しかしこれまでの動きがここで、一気に“巻き戻される”事態に陥りました。
「米大幅利上げ継続」への思惑がにわかに緩み、そしてその直後に「ドル売り介入」が実施されたからです。

『次回会合で引き締めペースについて討議』とのウォラーFRB理事発言は、“ドル買い一辺倒”に傾く思惑を後退させるには十分でした。
『利上げペースを緩める時期に近づいている可能性』というデーリー・サンフランシスコ連銀総裁の後押しもあり、「米大幅利上げ継続」への思惑は緩みました。
そこで登場したのが待ちに待った「ドル売り介入」であり、ドル円は“1時間半程度”で“146.177円”へと一気に押し下げられました。

もちろん「日米金利格差」や「本邦貿易赤字拡大」への思惑も根強く、“ドル売り(円買い)”一辺倒に傾斜する展開は期待薄です。
実際に今朝方は“乱高下(→149.701円→145.495円→149.029円)”を見せるなど、まだまだ方向感が定まるには程遠いのが実状といえます。

それでもすでに「ブラックアウト期間」に突入する中、今週末には「日銀会合(27-28日)」、そしてFRBが注目する「米PCEコア・デフレータ」が予定されています。
前者は「緩和策を堅持」と見られますので“ドル買い(円売り)”が加速する可能性はゼロではありませんが、一方で先月22日に入った「(1回目の)ドル売り介入」はこの会合直後でした。
勢い次第では「さらなるドル売り介入」も想定せざるを得ないだけに、この警戒感が上値を押さえる可能性が高まりつつあります。

一方で後者は、「米大幅利上げ継続後退」が意識される中で行われますが、一方でマーケットは「11-12月0.75%利上げ」を“織り込み済”の印象が否めないところです。
このため好内容ともなれば“ドル買い”が再燃する可能性はゼロではないものの、リスクは“逆(ドル売り戻し)”と見るのが自然…?

ドル買いトレンドが転換するかは未定といわざるを得ませんが、少なくとも今週に関しては“上値の重さ”がより目立つ展開を想定したいところです。

《12:30》

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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