新興国通貨 四本値 フィボナッチリトレースメント ピボットポイント
【トルコ中銀は政策金利を据え置き】
トルコ中央銀行は17日、政策金利の1週間物レポ金利を14％に据え置きました。据え置きは3会合連続となりました。
ウクライナ情勢からのインフレ加速を懸念して、一部には利上げ予想もありましたが、据え置きとなったことでリラは下落しました。
2月の消費者物価指数は54％の上昇となりましたが、直近の資源価格上昇などを受けてインフレ率の上昇が予想されます。
USD/TRY 1時間足BIDチャート
ドルトルコリラは11日に14.9865リラまでドル高リラ安が進みました。その後14.40リラ付近まで下落しましたが、14.40リラが短期的なサポートになっています。14.40リラが抜けなければ、14.40～15.00リラのレンジを予想します。
TRY/JPY 4時間足BIDチャート
リラ円は17日に8.139円まで上昇しましたが、8円付近まで下落しています。8円付近が短期のサポートになり、ここを維持できれば8～8.2円のレンジを予想します。
【資源価格の上昇が南アランドをサポート】
今週の金先物は、8日に一時2078ドルまで上昇し、1948ドル付近に下落しました。ただ1900ドル台は維持しており、高値圏での推移となっています。また輸出品である石炭価格の上昇もあり、これらが南アフリカランドをサポートしています。
10日に発表された第4四半期の経常収支は、1200億ランドの黒字となりました。南アフリカの経常黒字は、2020年第4半期以降続いています。
USD/ZAR 日足BIDチャート
ドルランドは25日移動平均線/日足一目の基準線/転換線が位置する15.20ランド付近がレジスタンスとなり、14.87ランド付近まで下落しました。14.80ランド付近は11月以降の安値であり、中期のサポートレベルとして意識されています。ここが維持されれば、14.80～15.20ランドのレンジを予想します。
ZAR/JPY 日足BIDチャート
ランド円は短期的なレジスタンスだった7.73円付近を上抜けして、7.974円まで上昇しています。ここからのレジスタンスとしては、昨年6月の高値8.16円付近が意識されます。7.7～8.16円のレンジを予想します。
【ペソ円は高値を更新】
9日に発表されたメキシコの2月消費者物価指数は、前年比+7.28％と、前月の+7.07％から上昇しました。予想は+7.23％でした。コア指数は前年比+6.59％となりました。
メキシコ中銀のジョナサン・ヒース氏は、ロシアのウクライナ侵攻で価格上昇は続いており、コアインフレ率は3月には+6.7％へ上昇するという見通しを示しました。
メキシコ中銀はここまで連続利上げしていますが、追加利上げの観測が高まっています。
USD/MXN 4時間足BIDチャート
ドルメキシコペソは9日に21.4576ペソまでドル高ペソ安が進みましたが、その後はドル安ペソ高となり、20.5530ペソまで下落しています。20.80ペソ付近がレジスタンスとなり20.40～20.80ペソのレンジを予想します。
MXN/JPY 週足BIDチャート
ペソ円は5.4円付近がサポートされ、ここまでのレジスタンスになっていた5.7円付近を上抜けして5.77円まで上昇しています。5.7円付近がサポートされれば、5.7～6円のレンジを予想します。
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| 2024年03月18日 | ペソ円は高値を更新 |
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| 2024年02月26日 | トルコ政策金利は据え置き |
| 2024年02月19日 | ランド円は堅調な動き |
プロフィール
YEN蔵（田代岳）（えんぞう（たしろがく））
投資情報配信を主業務とする株式会社ADVANCE代表取締役。 米系のシティバンク、英系のスタンダード・チャータード銀行と外資系銀行にて、20年以上、外国為替ディーラーとして活躍。 為替を中心に株式、債券、商品、仮想通貨と幅広くマーケットをカバーして、分かりやすい解説を行っている。
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【CFD-Metals】
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【証券】
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