新興国通貨 四本値 フィボナッチリトレースメント ピボットポイント

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FOMC前後で新興国通貨もボラが上昇

2022年05月06日

新興国通貨 四本値 フィボナッチリトレースメント ピボットポイント


【リラは引き続きレンジで推移】
5日に発表された4月のCPIは前年同月比で69.97%となり、3月の61.1%からさらに上昇しました。食料品は89.1%の上昇となり、一般市民の家計を直撃しています。
28日にトルコ中央銀行は年間インフレが6月に70%前後でピークに達し、年末には42.8%前後に低下するという予想を出しました。前回の予想は23.2%だったので、倍近い上方修正になりました。
カブジュオール中銀総裁は、物価の安定には輸出主導の経済成長と、経常収支が重要と述べました。中銀の次の目標は、金融システム内でリラの比率を上げることだと述べました。

USD/TRY 1時間足BIDチャート

ドルトルコリラは緩やかにドル高リラ安が継続しています。節目の15リラがレジスタンスになっており、14.6~15リラのレンジを予想します。

TRY/JPY 1時間足BIDチャート

円安の流れを受けて、リラ円も高値圏で推移しています。8.5円がサポートとなり、8.5~9円のレンジが続いていますので、引き続きこのレンジ内での動きと思われます。


【ランドは高値圏から下落】
FOMCでの利上げを嫌気してドルランドはドル高ランド安となり、一時16.2117ランドまで上昇しました。
ロイターの調査によると、5月19日のSARBの会合では、0.25%の利上げを17人中で13人が引き上げと予想しているようです。また第3四半期に0.5%金利を引き上げて、5%までにするという予想も半数ありました。
その後は来年に0.25%の利上げで、年後半に5.75%で一旦打ち止めという予想が示されました。

USD/ZAR 1時間足BIDチャート

ドルランドはFOMC前に16.2117ランドの高値まで上昇しましたが、FOMCの決定を受けて15.3946ランドまで下落しました。その後反発して16ランド付近で推移しています。
前回高値の16.3577ランド付近が重要なレジスタンスとなっており、ここを抜けなければ14.50~16.35ランドのレンジを予想します。

ZAR/JPY 1時間足BIDチャート

ランド円は4月19日の高値8.743円から、4月27日には7.957円まで下落しました。8円付近に75日移動平均線が位置しており短期的なサポートとして機能しています。一方で8.4円付近もレジスタンスになっており、8~8.4円のレンジを予想します。


【ペソは高値圏での推移が継続】
4月29日に発表された第1四半期のGDP速報値は、前期比0.9%増加となり、3四半期ぶりにプラス成長となりました。予想では1.1%の増加でしたので若干下回りましたが、前年比では1.6%の成長となりました。
ここまでのメキシコのGDPは、2021年第4四半期は横ばい、第3四半期は0.7%マイナス成長でした。
製造業などの2次産業と、サービス業などの3次産業がともに1.1%の成長となりました。自動車生産が1~3月で84.9万台となり前年比3%の増加となりました。
一方で第1次産業は1.9%のマイナス成長となりました。これは干ばつや悪天候の影響で生産が悪影響を受けたためです。

USD/MXN 1時間足BIDチャート

ドルメキシコペソは19.75ペソ付近がサポートとなり、19.75~20.62ペソのレンジで推移しています。引き続きこのレンジでの動きを予想します。

MXN/JPY 1時間足BIDチャート

ペソ円は6.49円が高値になっていますが、ここがダブルトップになっています。一方で6.2円付近がサポートとなっており、6.2~6.5円のレンジを予想します。

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プロフィール

  • 著者近影 YEN蔵(田代岳)(えんぞう(たしろがく))
    投資情報配信を主業務とする株式会社ADVANCE代表取締役。 米系のシティバンク、英系のスタンダード・チャータード銀行と外資系銀行にて、20年以上、外国為替ディーラーとして活躍。 為替を中心に株式、債券、商品、仮想通貨と幅広くマーケットをカバーして、分かりやすい解説を行っている。


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