新興国通貨 四本値 フィボナッチリトレースメント ピボットポイント

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停電でランド安、リラとペソは反発

2022年07月01日

新興国通貨 四本値 フィボナッチリトレースメント ピボットポイント



【融資に関する新規制でリラが上昇】
24日トルコ銀行監督局は、潤沢な外貨現金を保有する国内企業に対するリラ建て融資を停止すると発表しました。
保有する外貨資産が1500万リラ以上で、総資産もしくは年間売上高に対する比率が10%を超える企業は、リラ建ての新規融資が受けられなくなります。
この措置を受けて多くの企業が融資を受けられるようにするために、外貨をリラに両替するとの思惑からドルが売られリラが買われました。

USD/TRY 日足BIDチャート

ドルリラは一時16リラ付近まで下落、その後政策の影響は限定的との思惑から16.70リラ付近に上昇しています。
政策の効果を見極めながらではありますが、ドルリラは16~17.5リラのレンジを予想します。

TRY/JPY 日足BIDチャート

リラ円は一時8.307円まで上昇しました。7.577円を底にいったん反発しており、7.6~8.5円のレンジを予想します。


【停電でランド売りに】
南ア国営電力会社エスコムは2年ぶりの大規模な停電を、28日の午後4時から10時まで実施しました。原因は賃金交渉の難航から、労働者の抗議行動によって起こったと発表しています。
国内の2大労組は共同声明で、賃金交渉は進展しているが、合意には達していないとしています。

USD/ZAR 週足BIDチャート

停電の影響で、ドルランドは16.4645ランドまでドル高ランド安になりました。16.40ランド付近は昨年10月以来のレジスタンスレベルで、ここが抜けなければ15.70~16.40ランドのレンジを予想します。
16.40付近を上抜けする場合は、17ランド付近への上昇を予想します。

ZAR/JPY 日足BIDチャート

ランド円は8.6円付近がレジスタンスとなり、一時8.249円まで下落しましたが、8.33円付近で推移しています。8.2円付近が6月安値で、サポートとして機能しています。8.2円が維持されれば、8.2~8.6円のレンジを予想します。


【ペソ円は高値圏で推移】
メキシコ国営石油会社ぺメックスは、5月の米国向け輸出を大幅に増加させました。米国向けが15%ほど増加した一方で、欧州向け/アジア向けが減少しました。
スペインの大手銀行サンタンデールは、シティグループが売却するメキシコのシティバナメックスの入札を検討するために、クレディ・スイスとゴールドマンを金融アドバイザーに起用しました。
クレディ・スイスのレポートによると、売却額は68~90億ユーロと見積もられています。

USD/MXN 日足BIDチャート

メキシコ中銀の利上げを受けて、ドルペソは19.8111ペソまで下落しました。しかしその後反発して、20.08ペソ付近で推移しています。
ドルペソは19.80~20.40ペソのレンジを予想します。

MXN/JPY 日足BIDチャート

ドル円が一時137円付近まで上昇するなど円安が進んだこともあり、ペソ円は6.828円まで上昇しました。
ペソ円は6.68円がサポートとなっており、6.68~6.86円のレンジを予想します。

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プロフィール

  • 著者近影 YEN蔵(田代岳)(えんぞう(たしろがく))
    投資情報配信を主業務とする株式会社ADVANCE代表取締役。 米系のシティバンク、英系のスタンダード・チャータード銀行と外資系銀行にて、20年以上、外国為替ディーラーとして活躍。 為替を中心に株式、債券、商品、仮想通貨と幅広くマーケットをカバーして、分かりやすい解説を行っている。


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