新興国通貨 四本値 フィボナッチリトレースメント ピボットポイント

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「下落の流れから一転、ランドは予想外の利上げを実施」

2022年07月22日

新興国通貨 四本値 フィボナッチリトレースメント ピボットポイント


【トルコ中央銀行は据え置き】
トルコ中央銀行は21日、政策金利の1週間物レポ金利を年14%に据え置きました。
7月4日に発表された6月消費者物価指数は前年比78.62%となり、予想の78.35%を上回りました。前月比では4.95%で、予想の5.38%を下回りました。
ロイター調査によるエコノミストの予想では、物価上昇率は第3四半期に85%付近に上昇する見込みです。エルドアン大統領の金融緩和継続の圧力が続く可能性が高く、リラ安は継続するものと思われます。

USD/TRY 日足BIDチャート

ドルリラは17.7185リラまで上昇しています。17リラ付近がサポートとなり、前回高値の18.2704リラを目指す流れを予想します。

TRY/JPY 日足BIDチャート

リラ円は8円付近がレジスタンスになり、サポートになっていた7.8円を下抜けしました。7.70付近への下落を予想します。


【0.75%利上げでランドは堅調に】
南アフリカ準備銀行は21日、主要政策金利のレポレートを0.75%引き上げて5.5%としました。5会合連続の利上げで、利上げ幅は予想の0.5%を上回りました。
5人の委員のうち3人が0.75%、1人が1%、1人が0.5%を主張し、意見が割れました。
ハニャホ南アフリカ総裁は、インフレの見通しリスクは上振れとの見解を示しました。
政府の目的はインフレ期待を目標の中間に安定させ、2024年にインフレ目標を達成することとしました。

USD/ZAR 1時間足BIDチャート

ドルランドは予想外の利上げを受けて16.9884ランドまで下落し、ランド高になりました。ドルランドは一時17.296ランドまで上昇しましたが、その後16.9ランドがサポートとなり、16.9~17.296ランドのレンジが続いています。引き続きこのレンジ内での動きを予想します。

ZAR/JPY 1時間足BIDチャート

ランド円は8.03円付近がサポートになり、8.03~8.2円のレンジが続いています。利上げ直後は8.13円まで上昇しましたが、その後は8.08円付近に下落しました。引き続き8.03~8.2円のレンジを予想します。


【ペソ円は6.8円付近が短期のレジスタンスに】
米通商代表部はメキシコ政府に対して、米国・メキシコ・カナダ協定に基づく紛争解決のための協議を要請しました。メキシコの国営電力会社CFEと国営石油会社ペメックスに対する優遇措置によって、米企業が不利になっているところを問題視しています。
一方でロペスオブラドール大統領は、エネルギー政策は協定に違反していない、米国の訴えに対しては回答していくと述べました。

USD/MXN 日足BIDチャート

FOMCの利上げ幅が次回1%になるのではないかとの思惑から、ドルメキシコペソは14日に21.044ペソまで上昇しました。しかし0.75%で落ち着くだろうとの思惑が台頭し、20.3075ペソまで下落しました。20.20ペソが短期的なサポートとなっており、20.30~21ペソのレンジを予想します。

MXN/JPY 1時間足BIDチャート

ペソ円は12日に6.541円まで下落しましたが、FOMCの1%利上げ観測が遠のくと6.798円まで上昇しました。6.8円は短期的なレジスタンスになり、6.54~6.8円のレンジを予想します。

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プロフィール

  • 著者近影 YEN蔵(田代岳)(えんぞう(たしろがく))
    投資情報配信を主業務とする株式会社ADVANCE代表取締役。 米系のシティバンク、英系のスタンダード・チャータード銀行と外資系銀行にて、20年以上、外国為替ディーラーとして活躍。 為替を中心に株式、債券、商品、仮想通貨と幅広くマーケットをカバーして、分かりやすい解説を行っている。


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