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【5/4(金)21:30発表】米雇用統計、注目すべきポイントは?
2018年05月03日
注:本ページ内における経済指標の予想数値は原稿作成時点でのものであり変動する可能性があります。

発表時間は5月4日(金)21:30となります。

今回の米雇用統計は・・・

(米)4月非農業部門雇用者数変化[前月比]
前回:+10.3万人
予想:+19.2万人
(米)4月 失業率
前回:4.1%
予想:4.0%
(米)4月 平均時給
前回:+0.3%
予想:+0.2%

◎今回の雇用統計、マーケットは?
4月に入ってのドル円相場は、総じてドル買い/円売りの流れが継続する形になりました。新年度入りしたことで“年度末(日本)の実需のドル買い”が落ち着いたうえ、これまでドル円の軟調推移の原因となってきた“米中貿易戦争(米保護主義)”や“日米の政局不安”に対する警戒感が緩和。さらに“シリア情勢の緊迫化懸念”も短期で収束したのみならず、北朝鮮をめぐる地政学的リスクの後退も、ドル買い/円売りの動きを後押ししました。また米長期金利が長らく到達できなかった3%台乗せを達成したこともプラスに作用し、5月に入ると、ドル円は瞬間的に110円台を回復する動きまで見せました。

もっとも、5月1-2日のFOMCが、事前予想どおりとはいえ金利据え置きだったのに加え、声明も年4回利上げを想起させるほどタカ派的な内容にならなかったため、現在のドル円は上値が伸び悩む展開となっています。 ただし米雇用統計の前哨戦のひとつである4月ADP雇用統計が+20.4万人と事前予想(+19.8万人)を上回るなど、米経済指標は概ね堅調なことから、ドル売り/円買いの流れが加速するまでには至っていません。

こうした状況下で発表される今回の米雇用統計ですが、事前予想はNFP:+19.2万人近辺、失業率:4.0%近辺、平均時給(時間当たり平均賃金):+0.2%近辺となっており、まずは予想数値との乖離が焦点になります。これまでドル円の軟調推移の原因となってきた政治的・地政学的な諸要因が後退したことで、マーケットの目は改めて米国の景気や金融政策に向いてきています。そのため、今回の米雇用統計の結果が良好で、次回6月FOMCでの米利上げの可能性を増大させるものであれば素直にドル買い/円売り、もし年4回利上げを期待させるほどの好内容であれば、その傾向は一層強まるのでは、との声が聞かれます。

とはいうものの、ファーストアクションの動きがそのまま継続するかどうかについては要注意といえます。4月のドル円相場がほぼ右肩上がりで上昇してきたことを踏まえれば、些細な要因を引き金とし、週末のポジション調整が普段よりも大きくなる可能性は、忘れてはいけないところです。“米中貿易戦争(米保護主義)”や“日米の政局不安”は、後退したとはいえ払拭されたわけではありません。北朝鮮をめぐる地政学的リスクについても楽観は禁物です。トリガーとなりえる要素は依然としてマーケットに燻っており、油断は禁物といえるでしょう。

逆に今回の米雇用統計の結果が芳しくなかったとしても、米利上げペースに影響を深刻ではなく、かつ前述したリスク回避要因がぶり返さなければ、これまでの流れを覆すほどのドル安/円高とはならず、かえって「絶好の押し目」を形成した上で再上伸する、といったケースもあり得ます。

最近の米雇用統計は“無風通過”のケースも少なくありませんが、マーケットの関心が米国の景気や金融政策に戻ってきていることを忘れていると足元を掬われるかも……? 油断せずに備えをを万端に整え、その時を迎えてください。

米雇用統計(以下、雇用統計)とは?

米雇用統計とは、失業率とNFP(nonfarm payrolls:非農業部門雇用者数)を中心に、製造業就業者数・小売業就業者数・週労働時間・平均時給など10数項目が発表される、為替マーケットで最も注目される経済指標の一つです。

NFPの大きな特徴として事前予想と実際に発表された数値が掛け離れた結果になる事が少なくないことが挙げられます。そのためレートが乱高下し、一瞬の値動きで損失が拡大してしまうこともございますので、建玉をお持ちのお客様におかれましては自動決済(ロスカット)または追加証拠金発生に備えた建玉の調整、前もって逆指値等(※)を設定、あるいは十分に余裕資金をお預けいただく等の対応策を講じていただきますようお願い申し上げます。 ※逆指値は、ティックが飛んだ場合には指定した価格と乖離した価格にて約定する場合があります。

先月の雇用統計結果とレート推移



過去2ヶ月分雇用統計発表時のドル/円高安表(Bid)

  NFP結果
(事前予想)
失業率結果
(事前予想)
平均時給結果
(事前予想)
発表直前・直後の
レート差異(注1)
騰落幅(注2)
4月6日
発表
(3月分)
+10.3万人
(+18.5万人)
4.1%
(4.0%)
+0.3%
(+0.3%)
107.377円(21:29)

107.124円(21:34)
(+0.253円)
107.403円(21:47)

106.990円(22:28)
騰落幅:+0.413円
3月9日
発表
(2月分)
+31.3万人
(+20.5万人)
4.1%
(4.0%)
+0.1%
(+0.2%)
106.716円(22:30)

107.041円(22:31)
(+0.325円)
106.716円(22:30)

107.041円(22:31)
騰落幅:+0.325円
発表直前・直後レートのレート差異は、米雇用統計発表前後の計10分間での最高値もしくは最安値の差分です。
騰落幅は、発表30分前から発表2時間30分後までの最高値もしくは最安値の差分です。


各種情報の内容については万全を期しておりますが、断定的判断を提供するものではありません。
上記指標結果に、修正があった場合は修正値を記載しています。
これらの情報によって生じたいかなる損害についても当社は一切責任を負いかねます。
実際の売買における最終判断はご自身で行ってください。

相場急変時・指標発表時および市場の流動性が低下した場合など、やむをえずスプレッドを拡大させていただく場合がございますが、極力早いタイミングで元の水準に戻すよう努めております。
逆指値の値段設定次第では、スリッページが発生する事が考えられます。

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開催日時:5月4日(金)20:30~21:00
雇用統計発表直前の時間に、当社チーフアナリストの武市佳史が司会となって、アンケート形式でお客様に対してお尋ねするセミナーを予定しております。
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