ファンディングレートとは、暗号資産(仮想通貨)の先物取引において、先物価格と現物価格の乖離を調整するために、ロング(買い)とショート(売り)のポジション保有者同士が定期的に資金をやり取りする仕組み。取引参加者にとっては、手数料のようなもの。
主に無期限先物(期限のない先物契約)で使われる仕組み。先物取引では、現物価格と先物価格にズレ(乖離)が生じることがある。このズレを調整するために、ロングポジションの保有者とショートポジションの保有者との間で資金のやり取りを行う。ロングポジションが多いとき(ファンディングレートがプラス)はロング側がショート側に支払い、ショートポジションが多いとき(ファンディングレートがマイナス)はその逆になる。この仕組みにより、価格の乖離を抑え、取引市場が健全に運営される。
ポジションを持っているだけで支払いや受け取りが発生するため、長期保有する際には重要な要素。