OTC(Over-the-Counter)とは、暗号資産(仮想通貨)を取引所を介さずに、当事者同士で直接売買する取引方法。
いわゆる相対取引に該当し、価格や条件を当事者同士で個別に交渉できる柔軟性が特徴。少額の個人間取引から、大口取引まで幅広く利用されるが、特に市場価格への影響を避けたい大口取引で活用されることが多い。
OTCでは、信頼できる仲介者やエスクロー(第三者が資金や暗号資産を一時的に預かり、取引成立後に安全に決済する仕組み)の仕組みが重要であり、取引の安全性を確保するための体制が求められる。
企業や機関投資家が利用するケースも多く、市場価格に影響を与えにくいという特徴から、大口取引に適している。