デッドクロスとは、価格が下落トレンドに転じる可能性を示すテクニカル分析の指標。
一般的には、短期の移動平均線(例:50日)が長期の移動平均線(例:200日)を上から下に突き抜けたときに発生する。
この交差は、直近の価格動向が長期的な流れよりも弱まっていることを示し、弱気相場への転換サインとされる。
ただし、デッドクロスは「遅行指標」とも呼ばれ、すでに価格が下落し始めた後に現れることが多いため、単独での判断は危険。
暗号資産(仮想通貨)のようにボラティリティが高い市場では、RSIやMACDなど他の指標と組み合わせて総合的に分析することが重要。