ASICとは、「Application-Specific Integrated Circuits(特定用途向け集積回路)」の略で、特定の処理に特化して設計された半導体チップ。
暗号資産(仮想通貨)のマイニングにおいては、特定のハッシュ関数(例:ビットコインのSHA-256など)に最適化されたASICが使用され、高速かつ電力効率の高い採掘を可能にする。
一般的なGPU(グラフィック処理装置)と比較すると、ASICは処理能力と電力効率に優れる一方で、特定のアルゴリズム(ハッシュ関数)以外の用途には適していないという制約がある。
また、柔軟性に欠けるため、他の暗号資産や用途への転用が難しく、技術進化による陳腐化リスクも存在する。