現物取引とは、暗号資産(仮想通貨)そのものを購入し、実際に保有する取引形態を指す。
取引所や販売所を通じて、ビットコインやイーサリアムなどの暗号資産を直接取得し、自分のウォレットに保管することで、暗号資産を所有することとなる。
証拠金を用いないため、レバレッジ取引や先物取引に比べて損失が限定されている点が特徴である。
一方で、価格が下落した場合、特に急落時やマイナーな通貨では買い手がつかないなど損失を抱え続ける可能性があるため、リスク管理に注意が必要。また、保有する暗号資産を自分のウォレットで管理するためセキュリティ対策も重要となる。
暗号資産の価値を直接保有するという点で、現物取引は金融商品の中でも最もシンプルかつ基本的な取引形態である。