仲介者 (金融における)仲介者とは、取引や送金を、利用者に代わって取り次ぐ第三者のこと。
従来の金融分野では銀行や証券会社がこの役割を担ってきたが、暗号資産業界ではCEX(中央集権型取引所)販売所が仲介者として機能する。
仲介者を介することで、取引の安全性や利便性が向上する一方、倒産やハッキング、持ち逃げ、不正運用、行政処分など、資産管理に関するリスクも存在する。実際に、過去には取引所の経営破綻により顧客資産が返還されなかった事例や、外部からの攻撃によって多額の暗号資産が流出した事件が報告されている。こうした事態は、仲介者に資産を預けることによって生じるものであり、利用者はリスクを理解した上で利用する必要がある。なお、仲介者の安全性や信頼性を事前に正確に見極めることは難しく、利用に際しては慎重な判断が求められる。