マネパの豪ドル特集

10月23日早朝高値で19日午前高値に迫ったものの失速、右肩下がりの持ち合い
- 豪ドル/円 60分足 一目均衡表・MACD分析 -

2020/10/23
マネーパートナーズ

豪ドル円は10月20日午前の豪中銀理事会議事録公開で利下げ観測が一段と強まったとして10月15日夜安値を割り込んだが、その後は22日昼に安値をわずかに切り下げたものの23日早朝には74.839円まで上昇して19日午前高値74.938円に迫り、高値更新へ進めずに反落するなど方向感の定まらない状況での推移が続いている。
豪中銀の利下げ観測から豪ドル米ドルは一段安したもののその後はユーロドルやポンド/ドルの反騰によるドル安感を背景に利下げ観測による売り圧力をいったん棚上げして反騰入りした。一方のドル円は21日夜に104.343円まで急落したがその後はドル全面安が緩んで105円手前まで戻してきた。豪ドル円も豪ドル米ドルが小反落したところで安値を更新したものの、その後の豪ドル米ドルの反発とドル円の戻り継続が重なったことで23日朝高値まで戻した状況だ。しかし豪ドル米ドルの上昇も、ドル円の戻りも一服感が出てきたことで23日朝高値からは失速し始めている。

11月3日は豪中銀の理事会、夜からは米大統領選挙もあるが、あと1週間余りとなってきたことで市場全般が慎重姿勢に入るとすれば、豪ドル米ドルも利下げ問題を再認識しつつ戻り一巡で下げやすくなり、ドル円もリスク回避的な円高再燃で安値試しへ向かいやすくなる時期かもしれない。豪ドル円は豪ドル米ドルとドル円の板挟みの中で方向感が定まり難くなっているものの、安値は徐々に切り下がり、戻り高値も切り下がりの範囲に止まって失速しているため安値試しへ向かいやすい状況に入ってきているのではないかと思われる。

60分足レベルの短期的な騰落リズムでは、10月22日昼安値からいったん戻したものの23日朝高値で戻りが一巡して下落期に入ってきた印象だ。このため27日から29日にかけての間へ下落しやすい時間帯にあると思われる。上昇再開には23日朝高値を上抜く必要があると思われる。
60分足の一目均衡表では22日夜からの上昇で遅行スパンが好転して先行スパンも上抜いたが、その後の失速で両スパンとも悪化しやすい位置にある。このため先行スパン転落からは一段安へ進みやすいとみて遅行スパン悪化中の安値試し優先とする。
60分足のMACDは22日夜からGクロスでも上昇してきたが23日朝高値からの反落でDクロスしている。このためDクロス中は安値試し優先とし、23日朝高値を上抜き返せないうちは一時的にGクロスしてもその後のDクロスから下げ再開とみる。

以上を踏まえて当面のポイントを示す。
(1)当初、10月22日昼安値74.191円を下値支持線、23日朝高値74.839円を上値抵抗線とする。
(2)23日朝高値を超えないうちは一段安警戒とし、22日昼安値割れからは73円台後半への下落を想定する、73.75円以下は反発注意とするが、74.50円以下での推移なら週明けも安値試しへ向かいやすいとみる。
(3)74.65円超えからは23日朝高値試しとみるが、23日朝高値手前は戻り売りにつかまりやすいとみて、その後の74.40円割れからは下げ再開とみる。