マネパの豪ドル特集

1月11日深夜安値からの上昇継続、終値ベースで昨年3月来最高値を更新
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2021/01/15
マネーパートナーズ

豪ドル円の1月14日終値は80.731円、前日比0.387円高と上昇した。取引レンジは80.842円から80.254円。
1月8日夕刻に付けた昨年3月コロナショック以降の最高値80.920円に迫り、終値ベースでは1月8日の80.706円を超えて3月来の最高値を更新した。
米長期債利回りの急上昇を警戒して1月11日深夜安値79.995円まで下げたものの、80円割れを押し目買いされて持ち直しに入った。13日朝高値で80.680円まで戻してからはややジリ安の推移となり、14日午前に米バイデン政権の追加経済対策が2兆ドル規模とのメディア報道から米長期債利回りが再び上昇する場面でドル高に振れる動きもあったが豪ドル米ドル及び豪ドル円には大きな影響は見られずに昼にかけてのドル円上昇がかえって下支えとなった。14日夜はドル円も上昇一服、豪ドル米ドルも小動きとなっていたが、深夜にはNYダウやナスダック総合指数が取引時間中の史上最高値を更新する中でリスク選好的なドル安となったために豪ドル米ドルが反騰、一方でドル円が再び104円を割り込む円高となったものの、豪ドル円は豪ドル米ドルの上昇に支えられて11日深夜安値以降の戻り高値を切り上げた。
為替市場は引き続き米長期債利回り動向を気にしているが、NYダウが史上最高値を更新するなど株高基調の継続感がリスク選好的な投機通貨買い=ユーロやポンド、豪ドル、新興国通貨買いの流れを回復してきているために豪ドル米ドル及び豪ドル円も昨年来の上昇基調継続感が回復してきている印象だ。14日は深夜の上昇でポンド/ドルが昨年3月以降の最高値をいち早く更新しており、豪ドル米ドル及び豪ドル円もこれに追従する流れと思われる
米10年債利回りは1月4日の0.90%台から1月12日には1.18%台へ急上昇、13日には1.07%までいったん低下したが14日は1.13%台へ再び上昇した。一方で豪10年債も12日には1.11%へ上昇、14日は1.03%までいったん下げたが15日朝時点では1.10%まで戻しており、米長期債利回りとの金利差はドイツや英国及び日本等と比較しても米国最利回りに近い水準にあるため影響も限定的と思われる。
15日午前にはバイデン氏によるコロナ対策・追加経済対策を巡る演説もあるので注目したいが、株高とリスク選好的な中勢レベルのドル安基調が継続的と市場が受け止めれば豪ドル米ドル及び豪ドル円は昨年3月以降の最高値更新に挑戦する流れとなりやすいところと思われる。