マネパの豪ドル特集

4日ぶりに日足は陽線だったが10月9日以降の安値を更新
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2020/10/30
マネーパートナーズ

豪ドル円の10月29日終値(BID)は73.506円、前日比0.033円高と小幅反発した。取引レンジは73.847円から73.137円。
28日は欧米株が大幅下落となる中で為替市場ではリスク回避へ向かってドルストレートではドル全面高となり、ユーロやポンドが大幅下落、豪ドル米ドルも28日深夜に0.70377ドルまで急落し、ドル円も104.113円まで下落して10月15日安値を割り込む一段安となり、豪ドル円は豪ドル安と円高の重なりで28日深夜には73.390円まで下落した。
29日の日中は株安とドル高及び円高がやや緩んで豪ドル米ドルとドル円がともに戻したことで豪ドル円も29日午後には73.847円までいったん戻したが、29日夜には再びリスク回避感が強まって豪ドル米ドルが28日夜安値を割り込む一段安となり、ドル円も28日夜安値を割り込んで104円ギリギリまで下落したため、豪ドル円も73.137円まで一段安となった。しかし20時以降は104円割れ及び9月21日安値103.998円割れを回避したドル円が買い戻し優勢の動きとなり、豪ドル米ドルも29日深夜安値で0.70019ドルまで下げて10月20日安値0.70203ドルを割り込んだところからは買い戻しに入ったため豪ドル円も30日早朝高値73.674円まで持ち直し、その後も73.50円を挟んで確りした動きに落ち着いている。
29日は豪ドル自身の材料を欠く中で欧米株動向、それを見ながらの為替市場全般のリスクオフとリスクオンの入れ替わりに左右される展開となった。NYダウは28日に前日比943.24ドル安と大幅下落したが、29日は取引開始から上下に乱高下しつつ終盤の下げで戻り幅を削ったものの前日比139.16ドルとプラス圏で終了した。しかし前日の大幅下落による先安感を解消する勢いには欠けた。またECBが政策金利を据え置いたが、総裁会見で12月の追加緩和姿勢を示したことでユーロドルは28日からの下落基調を継続しており、ドルストレート全般でのドル高感は継続している。
豪ドル米ドルは前日からの続落で10月20日安値0.70203ドルを割り込み、9月25日安値0.70053ドルも割り込んだ。これにより9月25日以降の持ち合い的な動きから下放れし始めた状況にあり、9月1日高値からの下落が二段目に入り始めている。3月のコロナショック暴落から出直ってきた相場はNYダウを中心として9月入りから下落基調に転じ始め、為替市場でも9月後半安値を割り込んで一段安し始めるものが出始めている。週末から週明けへさらに安値を切り下げるようだと先安感が強まるところと思われる。
 豪ドル円は28日まで日足3日連続の陰線(黒三兵)で下落、28日は陽線引けとなったものの安値を更新中であり、すでに9月24日安値を割り込んで9月1日高値からの下落は二段下げに入っている。ドル円が9月21日安値割れを回避して踏みとどまっているが、欧米株安がさらに深刻化して底割れに向かえば、豪ドル円は豪ドル米ドルの下落とドル円の下落が重なる形で安値試しを続けやすくなる状況と思われる。状況改善には欧米株式市場及び為替市場全般がリスクオン心理を回復する必要があるが、11月3日の米大統領選挙の混沌さと欧米及び世界的な感染拡大が重くのしかかる状況だ。