マネパの豪ドル特集

4月2日高値に迫る
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2021/04/16
マネーパートナーズ

豪ドル円の4月15日終値は84.296円、前日比0.168円高と小幅続伸した。取引レンジは84.407円から83.885円。
4月13日夜安値で4月9日午後安値と同値となる83.037円まで下げたものの米10年債利回りが一段と低下したことで下げ止まり、14日は午前発表のウェストパック消費者信頼感指数が予想を大幅に超えたこととNZ中銀が政策金利を現状維持としたことによるNZドルの急伸からの連想買いで12日以降の上値抵抗線となっていた83.50円を突破して急伸しして14日深夜には84.286円まで高値を切り上げた。
15日午前発表の豪3月雇用統計が総じて強い内容だったことで上昇反応となったところでは14日深夜高値と同値にとどまっていったん目先の材料消化として午後には83.885円まで下げたが、84円割れは押し目買いされて反騰入りし、米長期債利回りが一段と低下する中でドル全面安となったことで豪ドル米ドルが上昇、豪ドル円も14日深夜高値を超えて夕刻には84.407円まで高値を切り上げた。
米長期債利回りは夜にかけてさらに低下したものの、日本の機関投資家による年度替わりの米長期債買い直しによるものとの報道もあり深夜にかけてのドル安反応はやや限定的となったため、豪ドル円も夕刻高値を超えるところへは進めなかったものの84円台序盤で高値圏を維持した。
4月15日午前に発表された3月の豪雇用統計は総じて強い内容だった。3月の新規雇用者数は2月の8.87万人増、市場予想の3.50万人増に対して7.07万人増となった。フルタイム就業者数は2月の8.91万人増に対して2.08万人減となったが、前月の反動での減少と思われる。3月の労働参加率は2月の66.1%及び市場予想の66.1%を上回る66.3%だった。3月の失業率は2月の5.8%、市場予想の5.7%を下回る5.6%へ改善した。感染拡大時における厳しいロックダウンによる抑制に成功し、豪経済の回復は力強い印象だ。
15日夜の米経済指標も総じて強く、景気回復感からNYダウは取引時間中の史上最高値を更新して前日比305.10ドル高で終値ベースの最高値も更新した。株高の一方で米長期債利回りも低下したことで総じてドル高基調が継続、ユーロドルが夕刻へ一段高となり3月31日以降の高値を更新、南アランドは対ドルで昨年4月底以降の最高値を更新、一方でドル円は3月31日以降の安値を更新する展開だった。NZドル米ドルと豪ドル米ドルは14日から急騰商状だったためにやや買われ過ぎに対する警戒感もあって利益確定売りに押されて上値がやや重くなったが、高値圏を維持して一段高を伺う位置取りとなっている。
 豪ドル円は4月2日高値84.483円を超えれば3月24日安値からの上昇が二段目に入り、3月18日高値からの調整を終了して上昇再開から一段高へ向かう流れへ進みやすくなると思われるが、そのためには米長期債利回りの低下傾向とドル安基調の継続が必要であり、当面はまだ米長期債利回り動向を見ながらの展開が続きやすいため、米長期債利回りが反騰し始める場合はドル高再燃に注意したい。