今から追いつくBrexit特集2019

Meaningful Vote(重要な投票)

2019/03/06
マネーパートナーズ

Meaningful Vote(重要な投票)とは

3月12日に控える英国議会ではブレグジットの交渉期限前最後の議会採決が予定されています。この採決はMeaningful Vote(重要な投票)と呼ばれており、この議会採決の結果が今後のブレグジットの命運を大きく左右することになります。上記のフローチャートでは3月12日の議会採決の結果に応じた今後のシナリオを図示しております。

「合意の上での離脱」の可能性

はじめに、3月12日に離脱協定案が可決された場合、これだけで「合意の上での離脱」が成立する訳ではありません。
英国議会で可決された後に今度は、3月21日から22日にかけて開催されるEUサミットにおいてEU加盟国の承認を得る必要があります。
無事に加盟国の承認を得られたあかつきには、「合意の上での離脱」を行うために、英国議会において立案実施に向けた投票、立法実施に伴う離脱期限の延期が行われると言われております。

ハードブレグジット(合意なき離脱)

つぎに、離脱協定案が否決された場合には「合意なき離脱」を巡るシナリオが展開されます。このケースでは、議会で離脱協定案が否決された翌日、「ハードブレグジット(合意なき離脱)」を支持するか否かの投票が実施されます。
「合意なき離脱」が可決された場合は、イギリスは3月29日に「合意なき離脱」へ踏み切ることとなります。

離脱延期案

しかし、「合意なき離脱」が否決された場合、今度は3月14日までにブレグジットの交渉期限を延期する「離脱延期案」を支持するかの投票が行われます。
「離脱延期案」が可決されれば、ブレグジットの交渉期限が先延ばしされるだけでなく、ブレグジットの是非を問う国民投票のやり直しが視野に入ってきます。
反対に「離脱延期案」が否決された場合には、「合意なき離脱」が可決された場合と同様に、イギリスは3月29日に「合意なき離脱」をすることとなります。

いずれにしても、3月12日の議会採決はブレグジット最大の山場となる重要なイベントだと言えるでしょう。

特集ページに掲載されている特別レポートでは今後の展開について詳細に解説しておりますので、是非この機会にご一読いただき、ブレグジットへのご理解を一層深めていただく一助としていただければ幸いです。