今から追いつくBrexit特集2019

いよいよ今週末 英国総選挙のポイントは

2019/12/10
マネーパートナーズ

最も注目度の高いイベントの一つである英国総選挙が今週行われます。

イベント 予定時刻
投票締め切り 日本時間 12月13日(金)午前7時頃
開票 日本時間 12月13日(金)午前10時~12時頃


連日マーケットを動意づかせている各社の世論調査では保守党有利と出ているものの、2017年の前回総選挙では、メイ前首相の保守党は世論調査で大きくリードするも、結果としては単独過半数割れに陥っているため、依然として先の見えない展開となっています。
今回の総選挙では保守党が単独過半数である326議席を獲得出来るか否かが最大のポイントとなります。

保守党が単独過半数を獲得できた場合は、ジョンソン政権の存続となり、現在の離脱期限である1月31日までに「合意に基づく離脱」が実現される可能性が高まります。
「合意に基づく離脱」が実現すれば、英国はEUとの現状の経済関係を2020年末まで継続する移行期間に入り、その間に自由貿易協定(FTA)の交渉を行うこととなります。しかし、FTAを締結できなければ税関手続きなど深刻な物流の遅延や経済の混乱も予想されるため、離脱協定案の承認がゴールではありません。

一方で、保守党が単独過半数割れとなる場合は、離脱協定案の英国議会承認を得ることが困難なことが想定され、ハードブレグジット(合意無き離脱)のリスクが再燃します。
更に、保守党が単独過半数割れ、労働党をはじめとする野党連立政権が発足となると、2度目の国民投票実施に向けた法案が提出される見通しです。国民投票を実施することになれば離脱期限の延期は避けられず、その結果次第では今まで以上の混乱に陥る可能性もあります。

いずれにしても、選挙結果が判明する13日までは神経質な展開が続くことになりそうです。