マネパの英ポンド特集

ポンドドルが昨年3月以降の最高値を更新、ポンド円も終値ベースで昨年9月1日高値を超える
- 本日のポンドはここに注目 -

2021/01/15
マネーパートナーズ
ポンド円の1月14日終値は142.020円、前日比0.369円高と上昇した。取引レンジは142.227円から141.553円。
ポンド/ドルは14日深夜の上昇で1.37097ドルを付けて1月4日夜高値1.37025ドルを超えて昨年3月以降の最高値をさらに更新した。
米長期債利回りの急上昇によりポンド/ドルが1月11日夜にかけて下落した局面でポンド円も11日夜に140.340円まで下落していたが、その後は持ち直しに入り12日夜には1月8日深夜高値を超えて一段高に入り、1月13日夕刻には142.259円まで高値を伸ばした。ポンド/ドルの上昇一服でポンド円は13日深夜には小反落したものの141.50円台を維持して確りし、14日夕刻にはこの日の高値となる142.227円へ上昇して13日夕高値にあと一歩へ迫った。その後も142円台後半で確りしており高値更新を伺う展開となっている。
1月14日のNYダウは前日比68.95ドル安と下げたが取引序盤には3万1223.78ドルの高値を付けて取引時間中の史上最高値を更新した。FT100株価指数も1月7日に昨年3月以降の最高値を更新したところから下げていたものの14日は前日比56.44ポイント高、0.84%高と上昇している。パンデミックへの不安を抱えつつもアフターコロナの復興期待を優先した株高はNYダウを先導役として継続しており、英国も変異種による感染急増やロックダウン等に圧迫されつつもハードブレクジットを回避して越年したことで米国株高との同調高基調を維持している。株高とバイデン米政権による財政出動拡大見込みが米長期債利回り上昇を招いたことで為替市場も若干動揺したものの、ポンド/ドルが昨年3月以降の最高値を更新するなど株高=リスク選好での投機通貨買いという基本線は維持されており、クロス円全般も同様に昨年3月以降の上昇基調を継続している印象だ。
ポンド円は新たな高値更新へは進めていないものの、14日終値142.020円は終値ベースとしては1月12日終値141.651円を超え、昨年9月1日の終値141.802円も超えており、取引時間中の高値更新への挑戦を続けている状況と思われる。
英国の新型コロナウイルス感染者累計は326万人を超え死者も8万6015人に増えた。しかし1日の増加数では1月8日に6万8053人で最多となった後はやや減少して11日以降は5万人を切っている。ロックダウンが効果を見せつつある状況だが、ロックダウンが長期化すると1-3月期の景気後退感が強まることも懸念される。