マネパの英ポンド特集

150円を挟んだ揉み合い続くが反騰入りのきっかけ掴めず下放れ警戒
- 本日のポンドはここに注目 -

2021/04/16
マネーパートナーズ

ポンド円の4月15日終値は149.850円、前日比0.223円安と小幅下落。取引レンジは150.200円から149.693円。
14日と15日は英国の主要な指標発表やイベントがなく全般的な為替市場動向を見ながらの展開が続いているが、15日は米10年債利回りが夕刻から急低下となったことでドル円が夜安値で108.60円まで下落して3月31日以降の安値を更新、ポンド/ドルはドル安を背景に1.380ドル超えを試したが14日夕高値1.38082ドルに届かない1.38079ドルにとどまって1.380ドル台を維持できずに上値が重い展開となり、ポンド円は円高圧力で押され気味の展開となり15日夕刻と夜に150円台を付けたものの戻り高値は切り下がりの範囲にとどまって軟調さから抜け出せずに終わった。16日午前序盤には149.652円まで下げて14日午前安値149.579円割れへ余裕が乏しくなっている。
為替市場全般が米長期債利回り動向に左右される展開となっているが、15日は米10年債利回りが大幅低下となり終値は前日比0.05%低下の1.58%だったが一時は1か月振り安値水準となる1.52%台へ低下した。年度末に利益確定で米長期債を売っていた日本の機関投資家が年度替わりにより米長期債の買い直しに動いたことで米長期債利回りが一段と低下したとの観測報道もあり、NYダウが史上最高値を更新する中では株高債券安で長期債利回りが上昇しやすい局面にあっての低下だったことで、夜のドル安反応はやや限定的なものだった。このためポンド/ドルも1.380ドル台を付けても一段高へ中々進めなかった印象だ。米経済指標が軒並み強かったことでの米国株式市場への買い意欲が高まる中でのドル資金需要がドル安を抑えた側面もあると思われる。
 ポンド円は、ポンド/ドルの反騰が限定なために円高圧力を受けやすい状況にあり、他のクロス円が大幅上昇する中でも冴えない展開にとどまっている。4月9日以降は149.50円台を下値支持線とし、151円に届かない範囲でのレンジ相場だが、レンジ内での循環的な上昇において14日夕高値は151円手前に進めずに切り下がった状況で持ち合いレンジ下限へと下げているため、持ち合い下放れによる一段安も警戒される。上昇再開感が強まるには151円を超える必要がありそうだ。